こんにちは!ハムスター大好き家族「はむねこ家」の妻 まおみ です。
このブログでは、ハムスターを大切に育てるために知っておきたい知識を解説しています。

私は飼育本や文献を10冊以上読んできた「飼育本マニア」です!ジャンガリアン・ロボロフスキー・ゴールデンを育ててきました。
今回の記事は、ロボロフスキーハムスターに手乗りしてもらうためのコツと注意点についてです!

さん
ロボロフスキーハムスターを飼ってみたいけど、手乗りしてくれるの?
とお考えの方のために、
について、はむねこ家で飼っていたロボロフスキーハムスター2匹の実例も交えながら解説していきます!

手乗りできたら可愛いし、健康チェックもしやすい!

ただ、ロボロフスキーハムスターは手乗りが難しいって言われてるよね。
先に簡単にまとめておくと、ロボロフスキーハムスターは人になつきにくい、手乗りできないと言われることもありますが、手乗りできる可能性はあります!
この記事を読めば、ロボロフスキーハムスターに手乗りしてもらうために、どういう手順を踏めばいいかが分かります。
ぜひ最後までご覧ください!
ロボロフスキーハムスターとは

ロボロフスキーハムスターは警戒心が強い
まず、ロボロフスキーハムスターについて確認です。
ロボロフスキーハムスターはペットとして飼われる動物の中でいちばん身体が小さいです。
愛玩用の中で最小のロボロフスキーハムスターの体長は約 7 ㎝前後、体重 15~40g
環境省 – 家庭動物等飼養保管技術マニュアル
ですので、とても臆病な性格をしていて警戒心が強いです。
敏捷性が高く、性格も臆病で警戒心が強く、人に馴れない。
1.ハムスターの基礎 – epc-vet.com
はむねこ家で飼育した経験から言うと、同じドワーフハムスターという総称でひとくくりにされるジャンガリアンハムスターとはだいぶ性格や挙動が違う印象です。
特に、はむねこ家にお迎えしたロボロフスキーハムスターのうち、ノーマルの「チャップリン」はとにかく臆病で、巣箱からほとんど出てきませんでした。
同じような悩みを抱えている方は、コチラ↓の記事もご覧ください。
ロボロフスキーハムスターはなつくのか
文献によっては、「ロボロフスキーハムスターは人になつかない」と書かれていますが、SNSではロボロフスキーハムスターを手乗りさせる飼い主さんも見かけます。
ですので、

さん
ウチのロボちゃん、なつくことは無いのか・・
と悲しむ必要はありません。
はむねこ家でも、ちゃんとなついて手乗りしたロボロフスキーハムスターがいます!

実体験については、記事の後半で紹介しますね!
これまで飼育してきた経験から、ロボロフスキーハムスターに手乗りしてもらうためのコツがわかったので、ここから紹介する方法をぜひ試してみてください。
ロボロフスキーハムスターに手乗りしてもらうまで【4ステップ】

ではここから、ロボロフスキーハムスターに手乗りしてもらうためのコツを4つのステップに分けて解説していきます。
① ロボロフスキーハムスターに環境に慣れてもらう
まず、ロボロフスキーハムスターにいまの飼育環境に慣れてもらう必要があります。
この過程は、どの種類のハムスターにも共通しますが、警戒心の強いロボロフスキーハムスターについては、この慣れてもらうための期間を丁寧に過ごすほうが良いです。
特に、ロボロフスキーハムスターをお迎えしてからの1週間は、本当に我慢して、必要最低限のお世話だけに徹してください。

なるべく干渉しないように!
ハムスターをお迎えしてから最初の1週間に気を付けるポイントについては、
>> ハムスターのお迎え1週間の過ごし方【気を付けることは3つ!】
をご覧くださいね。

(ロボ)
ここは安全な場所なんだな!!
としっかり認識してもらえるように、自分を律してハムスターに干渉しないように過ごしてください(笑)
② ロボロフスキーハムスターにエサを手渡しする

「ぴぃちゃん」
ステップ①の環境に慣れてもらうための期間を1~2週間とったら、次はエサの手渡しに挑戦してみましょう!

ここでやっとスキンシップが取れますね!
おそらくまだ警戒していて手に近づきにくいと思いますので、ひまわりの種は粟ボールなどの美味しいおやつで誘惑すると効果的です。

はむねこ家のロボちゃん2匹は、粟ボールが大好きでした!
そして、ここで注意点なのですが、ロボロフスキーハムスターがエサを受け取らなかった場合、追いかけないでください。
しばらく手を同じ場所に置いたまま様子を見て、それでも食べなさそうなら静かに退散しましょう。

追いかけたら、「この手は怖い!」と学習してしまうかも・・
受け取ってくれなかったら、その日は諦めて、また次の日にチャレンジしましょう!
根気よく続けていると、次第に受け取ってくれるようになりますよ!
③ ロボロフスキーハムスターに手のひらでエサを食べてもらう

先ほどのステップ②で、手からエサを受け取ってもらえるようになったら、次は手のひらにエサを乗せて待機してみましょう!
手のひらの中央にエサを乗せて、じっと動かずに待機します。
やはり最初は警戒して手のひらに登ってくれないかもしれません。
その場合は、ステップ②と同じように静かに退散しましょう。

特に警戒心の強い性格の子だと、ここが山場になるかも?
粟ボールなどのおやつでも上手くいかない場合は、ハムスターの大好きな「はむはむぴゅーれ」を手のひらに塗ってみるのもアリです!

④ ロボロフスキーハムスターが手のひらに乗ってからエサをあげる
ここが最終目標!
ステップ③で、ロボロフスキーハムスターに

(ロボ)
この手は安心してエサをもらえる場所だ!
としっかり認識させたら、エサを何も乗せずに手のひらを置いて待機してみましょう!
警戒心が解けてくれた子は、手のひらに乗ってくるかもしれません。

ここまでできたら、れっきとした「手乗りハムスター」ですね!!

ガッカリさせないように、ちゃんと手の上でエサをあげてね!
ここまでの手順を焦らずに時間をかけて、根気強く進める必要があります。
この手乗りのコツ④ステップで、うまく手乗りしてくれる子もいるかと思います。
次は、はむねこ家で飼っていたロボロフスキーハムスターの2匹が手乗りに挑戦したときの例を紹介していきます。
ロボロフスキーハムスターの手乗りの実践例

はむねこ家が「もふもふぷにぷに」というブリーダーさんが集まるイベントで、同じブリーダーさんから同時にお迎えした2匹のロボロフスキーハムスター「チャップリン」と「ぴぃちゃん」。

彼らが手乗りができるようになったのか、紹介していきます。
ブルーパイドのロボロフスキーハムスターが手乗りになった

まず、ブルーパイドのロボロフスキーハムスター「ぴぃちゃん」についてです。

ぴぃちゃんは生まれつきとっても好奇心旺盛で、警戒もしつつ、めちゃくちゃ走り回って冒険する子。
結果から先に言うと、ぴぃちゃんは手乗りハムスターになってくれました!!
さきほど紹介した④ステップを徹底して、最初の2週間くらいでなんとかエサを手渡しできるようになりました。
手乗りになるまではだいたい1ヶ月くらいかかったと思いますが、いちど覚えてからは簡単に手乗りしてくれるようになりました。
体重は26gくらいだったので、手に乗っても軽いんです(笑)
か弱い小さな身体を私の手にゆだねてくれて、とっても嬉しかったです!
ノーマルのロボロフスキーハムスターは手乗りできなかった

次はノーマルのロボロフスキーハムスター「チャップリン」ですが、この子は手乗りになることはありませんでした。
理由は明白です。

チャップリンは、とっっっても警戒心が強い子!!超ビビり!!
なので、最初から手乗りは難しいだろうと予想していました。
どれだけビビりかと言うと・・・
飼い主が離れたところから観察していたとき。
チャップリンが、「誰も居ない・何もない空間」に急に反応して振り向き、驚いて猛スピードで巣箱へダッシュ!
目線で追いかけるのが不可能な速さ!!

そんな姿を何度も見かけました(笑)
ぴぃちゃんと同時にお迎えして、同じようにお世話してきたのに、ここまで違うとは・・(笑)
ただ、手乗りにはなれなかったものの、エサを手から受け取るところまでは頑張ってくれました!
飼い主の手が近くにあるだけで逃げ回っていた頃から考えれば、大健闘です。
ロボロフスキーハムスターに手乗りさせるための注意点

ここまで、ロボロフスキーハムスターに手乗りしてもらうためのコツと、はむねこ家での実践例を紹介してきました。
次は、ロボロフスキーハムスターが手乗りしてくれるまでの期間に注意しておきたいことについて、解説していきます。
ロボロフスキーハムスターが手乗りするまで焦らない
まず注意したいことは、手乗りしてくれるまで焦らないことです。
飼い主としては、手乗りしてくれることを目標にお世話しているので、どうしても

さん
今日、手乗りしてくれないかな~
と望んでしまうのは仕方がないことです。
でも、ロボロフスキーハムスターがまだ心の準備ができていないのに、無理やり手に乗せようとすると

(ロボ)
人間の手ってこわい!!いやだ!!
と学習してしまうかも。
手乗りを急かしてしまったが故に、逆に手乗りしてくれるまでの期間が延びるかもしれません・・
手乗りを望む飼い主さんとしては、「どれだけ急がずに我慢できるか」という自分との闘いでもあります!
「急がばまわれ」を合言葉に、辛抱強くロボロフスキーハムスターと接していきましょう。
ロボロフスキーハムスターが手乗りするかは個体差がある
そもそも大前提として、すべてのロボロフスキーハムスターが手乗りできるわけではないと、しっかり認識しておきましょう。
もともと、ロボロフスキーハムスターは観賞用と言われていたりもします。
手乗りなどのスキンシップをはかるのではなく、観賞用の種類と言える。
1.ハムスターの基礎 – epc-vet.com
ですので、むしろ手乗りできればラッキーぐらいのつもりで接する方が、飼い主さんもロボロフスキーハムスターも心穏やかに過ごせると思います。
はむねこ家のチャップリンも、最後まで手乗りになることはありませんでしたが、私たち飼い主側もはじめから諦めていた部分がありました。
ですので、手乗りを無理強いしたこともないですし、チャップリンなりに飼い主の手に少しずつ慣れてくれていたので、お互いに心地よく過ごせたと思っています。

「手乗りさせたい」という気持ちは、ある意味「飼い主のエゴ」です。
私たち飼い主側の欲求を押しつけるのではなく、しっかりロボロフスキーハムスターの個性に目を向けて、その子に合わせたお世話をしてあげるようにしましょう。
ロボロフスキーハムスターの手乗りに挑戦しよう【まとめ】

以上、ロボロフスキーハムスターに手乗りしてもらうためのコツと注意点でした。

ロボちゃんの手乗りは難しいけど、乗ってくれたときの感動がすごい!
臆病な性格のロボロフスキーハムスターの個性にしっかり向き合いながら、無理のない範囲で、ゆっくりと手乗りに挑戦してみましょう!
これからロボロフスキーハムスターを飼おうと思っている方、飼い始めた方の参考になれば幸いです。
それでは!