
あれ?ウチの子、足元がおぼつかないような、、
ハムスターが高齢になってくると、気づかないうちに歩き方がぎこちなくなっていることに気づくことがあります。
「昨日まで普通だったのに」なんてこともザラにあります。
わが家のハムスターたちも、急に歩き方がおかしくなったという経験が何度かあります。

「ハムスターに何が起きたんだろう」
と不安になりますよね。この記事ではそんな飼い主さんに向けて、ハムスターの歩き方がおかしくなってしまう原因と、対処法について詳しくお伝えしていきます。
高齢ハムスターの歩き方がおかしくなる7つの原因

老化による衰え
高齢ハムスターの歩き方がおかしくなる原因のほとんどが、老化によって足腰が弱ってしまったことが考えられます。
ハムスターは小さくて可愛いですが、小柄な生き物だからこそ寿命は他の動物よりも短いです…

寿命はふつう2~3年。
わが家の初代ジャンガリアン「ひじかたさん」は1歳近くで虹の橋を渡りました。
2代目のジャンガリアン「きゅーちゃん」は2歳と8か月。
長生きしてくれたものの、2歳以降はずっと体にできた腫瘍との闘病生活でした。
人間と同じで、ハムスターも年を取ると体全体に衰えが出てきて、歩くのも難しくなってくるのです。
こればかりは仕方がありませんね。どんな動物も年齢には勝てません。
飼い主としては愛するハムスターが年をとって体が弱ってきたことを認めるのは心苦しいことだと思います。
ですが、それもともに過ごしてきた年月の積み重ねの証。正面から受け止めてあげてください。
この記事の後半でご紹介する、ハムスターのためにできるお世話の工夫を施して、少しでも快適に暮らしてもらえるように配慮してあげましょう。
熱中症
ハムスターの歩き方が急におかしくなったと気付いたのが夏場などの暑い時期であれば、ハムスターが熱中症になっていないかも要チェックです。
実は高齢だから、とか関係ないかもしれません。
人間と同じで暑すぎて頭がボーッとしてフラフラしている可能性があります。
ハムスターを飼育している部屋にエアコンをつけていないのであれば、熱中症のリスクはかなり高いです。

最近の暑さは尋常じゃないからね。
少しでも思い当たるフシがあれば、ハムスターのための暑さ対策をすぐに施してあげてください。こちらの記事もご参考までに。
てんかん発作
てんかん発作もハムスターのおかしな歩き方の原因としてあり得ます。
てんかんとは、人間でも起きるものですが、突発的に脳に発作が起きて意識が朦朧としたり、体が思うように動かなくなる症状のことです。
手足がピン、 と突っ張る、痙箪する、ぐるぐると回る、などの症状があり、繰り返すのが特徴。
山口俊介・樹美(監修)『ハムスターの健康と病気 幸せサポートBOOK』(メイツ出版/2019) p44「てんかん発作」より
ハムスターの歩き方が、ぎこちないというより、体全体が痙攣しているような感じであれば、てんかんも充分考えられます。
ひと言で「ハムスターの歩き方がおかしい」と言っても、症状はさまざまですので、しっかり様子を観察してあげてください。
ケガや骨折
ハムスターか骨折していて歩き方がおかしくなっている場合もあります。
日常生活を送るなかでもハムスターは骨折してしまうことはあります。回し車やケージの2階部分からの着地の失敗、回し車や飼育グッズのスキマに足を引っ掛けてしまうなど、些細なことでもケガや骨折をしてしまうのです。
特に骨折でひどい場合は、ハムスターの手足の骨が体から突き出してしまっていることもあります。

想像するだけで痛々しいです。
骨折であれば、手足の向きが明らかにおかしくなっていることもあるので、ハムスターの体を観察してあければ、原因にはすぐに気づいてあげられるはずです。
中耳炎・内耳炎
ハムスターが中耳炎や内耳炎を起こして歩き方がおかしい場合もあります。
人間もそうですが、耳の内部には体のバランスをとるための三半規管があります。
そこに影響が出るような耳の病気、症状があるとうまくバランスが取れなくなって、歩くのが難しくなることがあります。
炎
山口俊介・樹美(監修)『ハムスターの健康と病気 幸せサポートBOOK』(メイツ出版/2019) p35「中耳炎・内耳炎」より
症がひどくなり三半規管まで達してしまうと、平衡感覚を失い歩くときにふらつくこともあります。
腫瘍
ハムスターの典型的な病気ですが、腫瘍が体にできたせいで歩き方がおかしくなることもあります。
腫瘍かできる部分によって、症状もさまざまですが、腫瘍が大きくなりすぎて引きずるような状態になることもあります。
実際、わが家で飼っていたジャンガリアンハムスターのきゅーちゃんは、2歳を超えたあたりから腹部に大きな腫瘍ができてしまい、引きずるように歩いていました。

閲覧注意ですが、そのときの写真を載せておきますね。

お腹の腫瘍が大きすぎて、かなり引きずりながら歩いていました…
ちなみに、頬袋も口から出てしまい、可愛そうな状態でした… (※頬袋脱という状態)
ここまでの状態になると、歩き方がおかしいことよりも、明日も生きてくれるかどうかに関心がいくようになりますが。
ハムスターを観察してパッと見で分からなくても、実は体の内側で腫瘍が大きくなっている可能性もあります。
腸閉塞
ハムスターが腸閉塞という症状で歩き方がおかしい場合もあります。
腸閉塞は腸のなかでモノが詰まってしまうことで、例えば消化できない床材などを誤って食べてしまって起こすことがあります。
特に綿系の巣材を使っているなら要注意です。綿が体内で絡まって詰まるリスクがあります。あとはプラスチック製の飼育グッズを齧って、その破片が喉や体内で詰まってしまうなどもあります。
回し車の土台とか齧られて悩んでいる方飼い主さんも多いのではないでしょうか。
腸閉塞になると重度の便秘状態になるので、お腹が膨れてきます。
その結果お腹が邪魔をして歩き方がおかしくなっている可能性も否定できません。
腸閉塞の場合はウンチの量が減りますので、便の量もチェックしてあげてくださいね。
高齢ハムスターの歩き方がおかしいときの対処法

ケージをバリアフリー化する
ハムスターの歩き方がおかしいと気付いたら、原因が何であれケージのバリアフリー化を検討してください。
ハムスターが高齢によって歩くのが難しくなっているなら、もちろんバリアフリー化すべきですが、ほかの原因であったとしても、「うまく歩けないから段差の登り降りが大変」という状態は共通です。
ハムスターの日常生活の負担を減らしてあげるためにも、ケージ内の環境を整えてあけまてくださいね!
ケージのバリアフリー化についてはこちらの記事で詳しくお話ししています。ぜひご覧ください!

ついでに、ホイール部分に穴が空いている回し車など、ケガの原因になりそうな飼育グッズは撤去しておきましょう。
動物病院へ連れていく
ハムスターの歩き方がおかしいと気づいたら、とにかく動物病院に連れていくことが重要です。
「歩き方がおかしい原因はコレだ!」と飼い主が独断で考えても、実はぜんぜん違う理由だったなんて可能性もあります。
特に怖いのが、老化のせいだと思って放置していたら、実は腫瘍などの病気が進行していた、というケースです。このような事態になってしまうと、飼い主としては後悔してもしきれません。
手遅れになってしまうリスクがあるので、まずは動物病院です。連れていく方法はこちらの記事にまとめてますので、ぜひご覧ください!
ちなみに、ハムスターの歩き方がおかしいと感じたらスマホで動画を撮っておくことをオススメします。
その理由は、動物病院に連れて行った際に、獣医師さんに早く的確なハムスターの状態を診断してもらえるようになるからです。
辛そうにしている姿を撮影するのは少し心苦しいですが、これもハムスターのためです。
高齢ハムスターの歩き方がおかしくなっても快適に暮らせる工夫を

この記事では、ハムスターの歩き方がおかしくなってしまう原因と、そんなハムスターのためにできることをお伝えしました。
歩き方がぎこちなくなってくると、ハムスターは活動量も落ちてどんどん老化が進みます。
できるだけ快適に過ごせるように工夫してあげましょうね!
あなたの幸せなハムスターライフを願っています!
それでは!
