
最近ウチの子歩きにくそうかも?
ハムスターが1歳半を超えてシニア期になってくると、日常生活を送るのも少しずつぎこちなくなります。
足腰も弱って段差の登り降りで苦戦している姿を見かけることもあるでしょう。
そこで飼い主として検討したいのが、ケージのバリアフリー化です。
できる限りケージ内の段差を取り払って、足元がおぼつかないハムスターが転倒してケガをしないよう対策してあげましょう。

人間も老後は一階建て住みたくなるよね

うんうん、間違いない
この記事では、高齢ハムスター向けにケージ内をバリアフリー化する方法について解説していきます。
高齢ハムスターのケージはバリアフリー化すべき

冒頭でお伝えしたように、高齢ハムスターら転倒によるケガが1番心配です。
不慮の事故でますます体が弱ってしまったら可哀想ですよね。
愛するハムスターが長生きできるよう、飼い主としてできる限りの対策をしてあげましょう。

わざわざ飼育グッズ買いなおすのはお金がもったいないなぁ
と感じる飼い主さんもいるかもしれませんね。
そのお気持ちも分かります。
ご家庭ごとに状況は様々だと思いますので。
なので、この記事でご紹介するケージのバリアフリー化の方法のなかで、実践できるものだけでも取り入れてみてくださいね!
ちなみに、ハムスターが若いなら、わざわざバリアフリーにしなくてもいいと思います。
ハムスターはもともと、土のなかに穴を掘って巣をつくる生き物です。
高低差がある程度ある環境で暮らす能力はあるので、パイプをつかってなだらかに上下するレイアウトは問題ないと考えています。
ただ、垂直にパイプを立てるのは、重大な落下事故につながるから避けましょうね。
高齢ハムスター向けにケージをバリアフリー化する方法

水槽ケージが断然オススメ
バリアフリー化にあたって検討するのは、まずはケージについて。
ハムスター用のケージで売られている商品には、2階建てのものも存在します。

例えば、ルックルックフォーチュンとか!

この手のケージは見た目がとても可愛いのですが、ケージ内で登り降りするためのパイプがあり、1階と2階で高低差が結構あるので、転倒したときのケガが心配になります。
なので、ハムスターが高齢期に入ったら2階建てタイプのケージは避けるべきだと考えています。
そこでオススメしたいのが、水槽タイプのケージです。

水槽はいたってシンプルな形状をしていて、内部は完全にフラットです。

まさしく、老後に住みたい家No.1(笑)
飼い主が選んで設置した飼育グッズでしかケージ内に段差ができないため、ハムスターの足腰の具合に合わせて柔軟に設置するグッズを変更できるのがポイントです!
シニア期に入りたてなら、ある程度は段差があってもいいと思いますので、ハムスターか楽しく遊べるよう、遊具もリスクが少なそうなものを選んで設置すればいいです。

水槽でハムスターを飼うの!?
と驚いてしまうかもしれませんが、文献でもハムスターを水槽で飼うことに対して肯定的な記載がされています。
水槽飼いは温度や騒音(非常に臆病)の管理には向いています。
環境省 – 家庭動物等飼養保管技術マニュアル
そして、かなりの高齢になってきたら、遊具などは取り払い、日常生活を可能な限り負担なく過ごせるようにグッズを見直してあげるのがおすすめ。
あと、ハムスターが安心して過ごせるレイアウトに整えてあげる工夫も必要です。
具体的には、ハムスターが飼い主の視線を気にせず、安心して隠れられる巣箱の配置にするということです。
詳しくはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ合わせてご覧くださいね。
ただでさえ老化で衰えてきたハムスターに、できるだけストレスを感じさせずに過ごしてもらいたいですよね。
床材は紙製がオススメ
ごきげん快適マットが使いやすい
ハムスターが高齢になると、体が衰えてオシッコをおもらしすることも増えてきます。
そんなシニア期のハムスターにオススメなのが、紙製の床材です。
その理由は、ウッドチップなどの天然素材系は、オシッコが付着したまま放置してしまうと腐敗が進む可能性あるからです。
また、ウッドチップ系は断端が鋭いことがあり、毛並みや肌のツヤが悪くなった高齢ハムスターが傷ついてしまう可能性があります。
ただでさえ体調不良に陥りがちな高齢ハムスターですので、床材のせいで更なるトラブルが起こるのは避けたいところ。
具体的な商品としてオススメしたいのが、わが家が愛用している『ごきげん快適マット』です。

こちらは紙製で、程よくふっくらしつつも、綿みたいにフワフワする訳ではないといった感じ。
沈み込みすぎず、硬すぎず、足腰が弱ったハムスターが上を歩くのも快適そうです!
『ごきげん快適マット』は別の記事で詳細レビューを書いていますので、合わせてご覧ください↓
床材選びの注意点
あと、高齢ハムスター向けに床材で気をつけたいのが、フワフワすぎる床材は避けるべき、ということ。

フワフワしてるほうが足腰に優しいんじゃないの?
と感じるかもしれませんが、あまりに足元が柔らかすぎると逆に高齢ハムスターとしては歩きにくくなってしまいます。

フワフワの雪の上って、歩きにくいでしょ?
また、高齢ハムスターは活動量が落ちて、床材のなかをホリホリして潜るようなことはしなくなるでしょう。
ですので、床材の量はケージ全体に深さ3センチくらいに敷く詰めておけば充分だと思います。
ハムスターの様子を見ながら、歩きやすそうな床材の量を見極めてあげてくださいね!
歩行が困難ならキッチンペーパーを床材に
特に歩くのが困難になってしまったハムスターの場合は、床材をキッチンペーパーに変えるのも良いと思います。(賛否両論ありますが)
ちぎるのではなく、2枚ぐらいに重ねて敷くのみです。
キッチンペーパーのメリットとしては、どこでおしっこをしても一目でわかりますし、キッチンペーパーを取り換えるだけなので、ケージを衛生的に保てます。
その分、保温性が下がるので、ケージ内の温度には要注意です。
きゅーちゃんの場合は、高齢になってできた腫瘍が邪魔をして、うまく前に進めない状態になっていました。

きゅーちゃんは、腫瘍ができて歩きづらそうでした。

腫瘍が邪魔して、うまく歩けなかったんやね。
いつもは床材をたっぷり入れていましたが、ふわふわしすぎて歩くのが不安定に。
トイレへの移動も一苦労。歩いてはこけて、ひっくり返ってしまうことも増えました。
しかも腫瘍を掻いてできた傷に、床材がくっついて取れない。
なので思い切って床材をすべてキッチンペーパーに変えました。
※巣箱の中の巣材は、これまで通りたっぷり入れてました。
回し車は撤去すべきか
老化で足腰が弱っているのに、ハムスターが回し車を使うとケガをするから撤去すべき、という意見をよく見かけます。
ただ、わが家の方針としては、回し車は撤去しないで設置したままにします。
高齢ハムスターは回し車の遠心力で吹っ飛ばされるほどスピードは出せないので、意外とケガのリスクはないと思っています。
ただ、回し車の商品選びは大切です。
たまにホイール部分にスキマが空いている商品もありますが、スキマに手足が挟まってケガをするリスクが大きいので、避けるべきです。
わが家のオススメはハーモニーホイールです。

もともとサイレントホイール推奨派です。

ただ、サイレントホイールはホイール部分が内側に巻き込むような湾曲した形になっているので、足腰の弱った高齢ハムスターの場合は登り降りにやや苦戦する印象があるからです。

サイレントホイール、大好きなんだけどね!
その点、ハーモニーホイールは割とフラットな作りをしているので、登り降りも比較的ラクではないでしょうか?
あとは、できるだけホイール部分とケージの床との段差を無くすために、床材を全体よりも多めに設置するといいですよ!
崩れたら、また床材を寄せて山盛りに直してあげてください。
エサ入れの高さにも注意

2階建てエサ置きはつらい
2階建てのエサ置きは、エサを食べるのにも一苦労です。
2階部分にエサを置く前提の商品は、ハムスターが高齢になったら使用せず、フラットな1階部分に工夫して置きたいところ。
はむねこ家では、一部スペースにキッチンペーパーを敷き、浅めの小皿にペレットをふやかしたものを入れていました。
トイレ・砂風呂の入り口を床材でフラットに
回し車の登り降りをしやすくするのと同様に、トイレや砂風呂の入り口の段差をなくすように、たくさん床材を集めるのがオススメです。

車椅子が通るようなスロープをつくるイメージ!
ちょっと床材のなだらかな坂を作ってあげるだけで、高齢ハムスターでもスムーズに出入りできるようになりますよ!
ほかの方の飼育方法をみていると、トイレや砂風呂を飼い主さんが自作しているのを見かけることがあります。
多少は砂がこぼれてもいいから、入り口の段差をなくした形状を、プラスチック容器などを切ったりして自作されていたり。

高齢ハムスターのために手間暇かけてあげて、飼い主さんの愛を感じます!
ただ、ハムスター向けの飼育グッズを自作するのはリスクもあるので、わが家としては自作に対しては消極的です。
理由は、プラスチック容器などを削った部分にささくれが残ってハムスターがケガをする可能性や、削ったプラスチック容器の破片をハムスターが誤飲する可能性があるからです。
プラスチック製品でも、メーカーの既製品であればハムスターが誤って齧ってしまわないよう、丸みを帯びた形状にして工夫されてたりします。
飼育グッズを自作する場合は、ハムスターの安全面もしっかり考慮した上で用意してあげてくださいね!
ケージのバリアフリー化に追加すべき対策

高齢ハムスターのためにケージの環境を整える今、ついでに以下についても検討してみてください。
どうせなら、まとめてハムスターの健康管理を手厚くしよう!
温度管理
もしハムスターのケージ周囲の温度を計測していないなら、気温計を設置しておきましょう。
ハムスターは高齢になると温度変化にもデリケートになってきます。

温度計は安価だし、すぐ設置できるから是非!

コードレスだと齧る心配がないから安心!
食べやすいエサを用意
高齢ハムスターは噛む力が弱ったり、歯のかみ合わせが悪くなったりと、食事量が落ちてきます。
そんなシニア期のハムスターでも食事量を保てるように、食べやすい柔らかいエサを用意してあげるようにしましょう。
食事量が減ると、みるみる体力が落ちてしまいますので。
水を飲みやすい給水器をつかう
給水器についても見直しておきましょう。
ケージの天井から吊り下げるタイプの給水器は、高齢ハムスターにとっては体を持ち上げる姿勢が負担になるかもしれません。

できれば、ハムスターが普段の頭の位置から高さを変えずに水を飲めるように工夫してあげるといいでしょう。
わが家で使用している置くタイプの給水器『ハッピーサーバー』であれば、ハムスターが無理な姿勢にならずにお水を飲めるのでオススメです!

詳細なレビュー記事も用意していますので、ぜひご覧ください。
キャリーケースを用意
ハムスターが高齢になると、ケガや病気にかかる可能性が高くなります。
そして、ハムスターの体調の異変には急に気づくことが多いです。
急に

あれ?体調悪そう!病院に連れて行かないと!
と慌てる場面がほとんど。
わが家でも何度も動物病院にハムスターたちを連れて行っています。
このようなシチュエーションでもハムスターを安全に移動させられるようにハムスター用のキャリーケースは絶対に用意しておくべきてす。

キャリーケースを使う際に、ハムスターができるだけストレスを感じないように、第二のケージとしてキャリーケースで遊ばせたりして慣らしておくのもアリです!
わが家が愛用しているハムスター用のキャリーケース『はむはむキャリー』について、詳しくレビュー記事も書いてます。ご覧くださいね↓
キャリーケースを用意しておけば、普段のケージ掃除や、レイアウト変更時のハムスターの退避場所としても活躍してくれるので、超オススメ!
高齢ハムスターのケージはバリアフリー化で安全・安心!

この記事では高齢ハムスターのためにできるケージのバリアフリー化の方法と、高齢ハムスターのためにできる様々なお世話の工夫について解説しました。
今後は老化に伴い、ハムスターに色んなトラブルが出てくることが想定されます。
問題が起きてから対処するのではなく、できるだけ先回りしてハムスターが年老いても快適に過ごせるように準備してあげましょうね!
あなたの幸せなハムスターライフを願っています!
それでは!




