飼っているハムスターが高齢になると、
さん
ウチの子、高齢になって動くのがつらそう・・・
と感じる場面が増えてきます。
この記事では
について、はむねこ家での体験談を交えながら解説します。
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
結論から言うと、高齢になったハムスターが足腰が弱くなり、段差などの上り下りをする生活がストレスになります。
身体が衰えてきたハムスターでも快適に暮らせるよう、飼育環境を整えてあげましょう。
我が家では水槽ケージを使ってバリアフリーにしました。
高齢ハムスターのケージをバリアフリー化しよう
ハムスターが高齢になってきたら、ケージや配置するものを工夫して、飼育環境をバリアフリー化するのがオススメです。
はむねこ家で採用したのは、水槽タイプのケージ。
もともと段差がなくて簡単にバリアフリー化でき、高齢ハムスターにとって安全な飼育環境を用意してあげることができます。
水槽タイプのケージについては、
>> ハムスターには水槽ケージがオススメ!3つの理由で楽しく飼える♪
の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
ケージのバリアフリー化をオススメする理由
ハムスターの高齢化について
ハムスターの寿命は2~3歳。
大体2歳ごろから老化現象がみられます。
人間でいうと60歳くらいでしょうか。
人も老化するスピードが様々なように、ハムスターの老化の進み具合も個体それぞれ。
はむねこ家のジャンガリアン「きゅーちゃん」は、あまり老化を感じることなく過ごしていました。
が、2歳くらいになったとたんに、急に体力が落ちて活動量も減ってしまいました。
急に「歳をとった」感じがしたな。
年を取ったハムスターは、老化だけでなく、ケガや病気によって生活がしにくくなってきます。
手足の力が落ちてきて、段差を登ったり下りたりするのもしんどくなります。
ハムスターが高齢化したときの注意点
食欲が落ちてきて元気がなくなっていたりとか、足元がおぼつかないなと思ったら、2階建てケージでハムスターを飼うのは避けた方が良いです。
ハムスターはもともと体のつくりとして、上下運動が苦手で、特に下りるのは不得意。
若いハムスターでも怪我のおそれがあります。高齢化して老化するとなおさら危ないです。
また、ケージ内に設置するものを見直して、ハムスターの状態に合わせた住環境を整える必要があります。
2階建てケージでの生活は、老化したハムスターにとって負担になる恐れがあるので、飼育環境をバリアフリー化してあげましょう。
ケージのバリアフリー化【具体例】
ケージを水槽タイプにする
先ほどお伝えした通り、水槽タイプのケージにするなどして、ケージそのものを1階建てのものにしましょう。
1階建てのケージの中には、ケージの側面が金網になっているものも多いですが、ハムスターが金網に登って飛び降りたり、落ちたりすることも珍しくないです。
ですので、金網タイプではなく、水槽タイプをオススメします。
水槽飼いは温度や騒音(非常に臆病)の管理には向いています。
環境省 – 家庭動物等飼養保管技術マニュアル
はむねこ家のきゅーちゃんが若いころは、金網タイプのケージで飼っていましたが、何度も金網に登って落ちたりしていました。
きゅーちゃんが年を取ってきた頃に、水槽タイプに変えてからは特に危なく感じる場面もなく、安心して飼うことができました。
ケージ内の床材をキッチンペーパーに【歩行が困難な場合】
特に歩くのが困難になってしまったハムスターの場合は、床材をキッチンペーパーに変えるのも良いと思います。(賛否両論ありますが)
ちぎるのではなく、2枚ぐらいに重ねて敷くのみです。
キッチンペーパーのメリットとしては、どこでおしっこをしても一目でわかりますし、キッチンペーパーを取り換えるだけなので、ケージを衛生的に保てます。
その分、保温性が下がるので、ケージ内の温度には要注意です。
きゅーちゃんの場合は、高齢になってできた腫瘍が邪魔をして、うまく前に進めない状態になっていました。
きゅーちゃんは、腫瘍ができて歩きづらそうでした。
腫瘍が邪魔して、うまく歩けなかったんやね。
いつもは床材をたっぷり入れていましたが、ふわふわしすぎて歩くのが不安定に。
トイレへの移動も一苦労。歩いてはこけて、ひっくり返ってしまうことも増えました。
しかも腫瘍を掻いてできた傷に、床材がくっついて取れない。
なので思い切って床材をすべてキッチンペーパーに変えました。
※巣箱の中の巣材は、これまで通りたっぷり入れてました。
回し車を撤去【危なそうなら】
回し車に関しては、まだ自分で回す元気があるうちはそのままでいいんじゃないかなと思っています。
ただ、うまく回せず落ちたり、足に負担がかかっていたり、飼い主さんが危険だと判断したら、撤去してもいいと思います。
エサ入れや給水器の高さにも注意
2階建てのエサ置きは、エサを食べるのにも一苦労です。
はむねこ家では、一部スペースにキッチンペーパーを敷き、浅めの小皿にペレットをふやかしたものを入れていました。
また、ハムスターが飲みにくそうにしていたら、給水器の高さを調整する必要がでてきます。
ぶらさげるタイプの給水器は揺れてしまい不安定で飲みにくいです。
はむねこ家で愛用していたのは、SANKOさんの「ハッピーサーバー」という給水器です。
陶器製で安定感があります。
ちゃん
飲みやすかったでち。
リン
僕もこれで飲んでたよ!
トイレの段差を小さくして、出入りしやすく
ハムスターのトイレは、中の砂が飛び散らないように、入口が高くなっている商品がほとんどです。
ですので、
という方法がオススメです。
高齢で足腰が弱くなったハムスターにとって、トイレの出入り口の高さでさえストレスになります。
はむねこ家のきゅーちゃんも、晩年はトイレに入るのに失敗することが増えました。
そこで、先ほどの方法で入口近くの段差を軽減したところ、スムーズにトイレに入れるように!
ちゃん
段差がなくて快適でち。
対策した甲斐がありました!
また、高齢による認知症の影響で、トイレの場所を忘れてしまうハムスターもいるようです。
さん
今まではキチンとトイレを覚えてくれていたのに・・
と悲しくなってしまいますが、こればかりは仕方ありません。
こまめにケージ内を確認して、おしっこで床材が汚れていたら交換してあげましょう。
>> 【高齢ハムスター】老化してトイレを忘れたときの3つの対処法
温度管理にも気を配って
ハムスターは暑さにも寒さにも、急激な気温の変化にも弱いです。
普段から徹底した温度管理は必要ですが、年をとると体の体温があがりにくくなります。
ですから、ハムスターの様子をみて、こまめな温度設定をしてあげてください。
ハムスターの状態に合わせて臨機応変に
これまで、はむねこ家で実際に試した方法をお伝えしてきましたが、もちろん、はむねこ家での対応が100%正しいとは言えないです。
腫瘍ができてしんどそうなきゅーちゃんを見て、「自分達にできることは何だろう」と悩んだ結果の対応です。
飼われているハムスターの状態に合わせて、臨機応変に対応してあげてください。
高齢ハムスターのケージをバリアフリー化して負担を減らそう!
今日は「ハムスターが高齢になって工夫したこと【ケージバリアフリー編】」でした!
ハムスターの時間の流れは人間より早いので、「ついこの間まで走り回っていたのに」ということもあります。
ハムスターの様子を日々観察して、老化してきたかなと思うことがあれば、
是非ハムスターの状態にあわせた対策をしていきたいですね。
水槽タイプのケージはバリアフリー化が簡単!
ちゃん
水槽のケージ、快適だったでちよ。
ではまた!
高齢ハムスターのためにしてあげたいお世話の工夫については
>> 【高齢ハムスターの介護】老後のお世話で工夫したい5つのこと【まとめ】