ハムスターが高齢になってくると、
さん
あれ?いつもと違うところでおしっこしてる・・
さん
今まではトイレを覚えていたのに・・
ということを経験する飼い主さんも多いと思います。
この記事では、そういった方に向けて
について解説していきます。
この記事を読めば、高齢でトイレを忘れてしまったハムスターのために何をすればいいかが分かります。
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
ハムスターが老化でトイレの場所を忘れたら
対応① ケージ内の床材をこまめに変える
老化によりハムスターがトイレの場所を忘れてしまった場合、ケージ内のどこかでおしっこをしています。
そのままにしていると、ケージやハムスター自身から臭いがするようになります。
おしっこをしている場所が分からない場合は、床材を2日~3日ごとに変えてあげると清潔です。
マウスやラットではケージ交換後2日目頃からアンモニアが増加しはじめ、6-7日目でほぼピークに達する<中略>
最低2-3日毎に床材は交換するべきであろう。
1.ハムスターの基礎 – epc-vet.com
はむねこ家での事例を紹介すると、普段のハムスターが健康なときはだいたい1週間ごとに床材を交換しています。
ただ、2代目ジャンガリアン「きゅーちゃん」が高齢になったとき、少し違うパターンが起こりました。
トイレではおしっこをしなくなったのですが、
ん?ケージの角の床材が濡れてる?
と気づき、きゅーちゃんは自分のハウスの近くを新しいトイレにしていることが分かりました。
なので、新しくトイレとして決められた場所にキッチンペーパーを敷き、周辺の床材は毎日交換することに。
他の場所でもおしっこをしてないか、入念にチェックしました!
また、
ので、はむねこ家では紙素材の床材を使っていました。
詳しくは、
>> 【ハムスターの床材】アレルギー対策には紙素材「ごきげん快適マット」がおすすめ
をご覧ください。
紙素材の床材とこまめな掃除で清潔な飼育環境を保ってあげましょう。
掃除よろしくでち!
対応② 病院に連れていき健康状態を確認する
トイレを忘れてしまうということは、そのハムスターが高齢になっている証拠です。
人間のお年寄りと同じように、高齢になると「もの忘れ」だけでなく、身体にも不調が出てくるものです。
ぱっと見、元気そうに見えていても油断は禁物です。
ということを忘れてはいけません。
腫瘍ができたり、歯の状態が悪くなったりと、高齢になるとトラブルは多いです。
はむねこ家のきゅーちゃんは、2歳あたりでトイレの場所が変わりました。
ちょうどその頃、健康チェックで病院に行ったとき、下腹部に腫瘍が見つかることに。
普段からハムスターを病院に連れていく習慣がない飼い主さんは、
今までハムスターを病院へ連れていったことがない方は、
>> ハムスターを病院へ連れていく方法【キャリーケースを準備】
をご覧ください。
専門家に診てもらうと、安心できますよ。
対応③ ハムスターへの愛情を忘れない
ハムスターが高齢になり、トイレを忘れて違うところでおしっこをするようになると、
さん
せっかく専用のトイレがあるのに。床材の掃除の手間が増えて大変・・
と思ってしまうもの。
今までより頻繁に床材の掃除をしないといけないし、床材のコストも掛かる。
人間の介護と同じで、高齢になったハムスターのお世話をするということは肉体的にも精神的にも辛いものです。
それでも、
今は高齢になり、お世話も大変になってしまったかもしれません。
でも、そのハムスターはお迎えしてからたくさんの癒しを与えてくれた子です。
もちろん、高齢になっても可愛いし、癒されます!
ハムスターは人間よりも年を取るのが早いだけ。
高齢になったら誰かの手厚いサポートが必要になるのは仕方のないことです。
ハムスターのペースに合わせて、その子が快適に暮らせるように優しくお世話してあげましょう。
ハムスターの老化による、トイレ以外の変化
これまで、ハムスターが高齢になってトイレを忘れてしまったときの対応について紹介しました。
でも、トイレ事情を考えるだけでは安心できません。
ここからはトイレ以外で、ハムスターが高齢になったら注意することを紹介していきます。
変化① ペレットを食べなくなる
ハムスターは高齢になると、硬いものを食べにくいです。
原因としては、老化によってあごの力が弱っていたり、歯そのものにトラブルが起こったり。
はむねこ家のきゅーちゃんは、1歳半のころに病院で「不正咬合」の診断をされました。
下の歯が欠けてしまい、うまくペレット噛めない状態に。
この時期からエサをふやかして柔らかくし、食べやすくしてあげました。
柔らかいエサについて、詳しくは >>ハムスターが高齢になって工夫したこと【食事編】にまとめていますので、ご覧ください。
栄養不足にならないように注意!
変化② 動きな鈍くなり、段差がつらくなる
ハムスターは高齢になると、足腰の力も衰えてきます。
さん
あれ?いま回し車に登れずに落っこちた?
なんていう場面も。
2階建てハウスで飼っているなら、ハムスターは1階と2階を行き来するのがつらくなっているかもしれません。
ケージの中での上り下りや段差をなくしてあげましょう。
はむねこ家では、きゅーちゃんの身体の衰えに気づいて、急いで金網タイプのケージから水槽タイプのケージに切り替え。
なるべく段差をなくして、転落の危険も減らしながら快適に暮らせるように工夫しました。
詳しくは >>ハムスターが高齢になって工夫したこと【バリアフリー編】をご覧ください。
バリアフリー、快適でちよ。
変化③ 毛並みが悪くなる
ハムスターが高齢になってくると、毛並みが悪くなるなど、見た目にも変化が出てきます。
人間のお肌が加齢とともにハリがなくなることと同じです。
こればかりは仕方がないですね
大事なのは見た目じゃない、中身でち!
ハムスターの老化による毛並みについては、こちらの記事↓で写真つきで紹介しています。
>> 老化して毛並みが悪化したハムスターの姿と4つの対応【画像あり】
ただ、脱毛を起こしている場合は、栄養失調の可能性もあります。
念のため、病院で診てもらうことをオススメします。
変化④ 免疫力が下がる
ハムスターは高齢になると免疫力も落ちてきます。
こまめな掃除でケージ内を清潔に保つことはもちろん、
など、身体の機能が衰えた高齢ハムスターが体調を崩さないように注意しましょう。
とくに冬はハムスターの疑似冬眠に要注意です。
>> 【ハムスターの擬似冬眠】回復できる?温度は?4つの原因と対策も
はむねこ家では、季節を問わず、ハムスターが生活する部屋は常にエアコンON!!
電気代よりハムスターの健康!
換気にも気をつけましょう!
ハムスターが老化でトイレを忘れたら、飼育方法に工夫を
以上、「ハムスターが老化でトイレを忘れてしまったときの対応」についてでした。
こまめな掃除や、病院に連れて行くなど、今までより手間がかかり、飼い主さんにとっては負担が大きくなります。
ですが、いつも癒しを与えてくれるハムスターのために、
さん
この子には長生きしてほしいから、がんばります!
高齢ハムスターの介護のためにできることについては
>> 【高齢ハムスターの介護】老後のお世話で工夫したい5つのこと【まとめ】
の記事にまとめています。
ぜひご覧ください♪
みなさんの飼われているハムスターが、ずっと快適に楽しく過ごせることを願っています!
それでは!