
ウチの子、最近痩せてきた?
ハムスターの飼育が長くなってくると、ふと気になるタイミングがやってくるもの。
わが家のジャンガリアンハムスター「きゅーちゃん」も、2歳になる頃から

なんか痩せた?こんなシルエットだっけ?
と気になるようになりました。

この記事では、「ハムスターが痩せてきたかも?」と気になり始めた飼い主さん向けに、わが家での実体験を交えながら、考えられる原因や対策について詳しく解説していきます。

私は20冊以上の飼育本や文献を読みました!
少しはお役に立てるかと思います!
ハムスターが痩せてきた理由は?

痩せてきた理由① ハムスターの老化
結論から言うと、痩せてしまっているハムスターは、老化が原因で硬いものが食べられない状態になっていることが多いです。
ハムスターは成長が早い分、年をとって衰えるのも早いです。
寿命はふつう 2~3 年です。離乳期は約 3 週間で、約 5 週間で大人の大きさになって性成熟します。
環境省 – 家庭動物等飼養保管技術マニュアル

寿命はとても短いですね。

その分、一緒に暮らせる時間を大切にしたい!
はむねこ家の初代ジャンガリアン「ひじかたさん」は、1歳近くで虹の橋を渡ってしまいました。

2代目のきゅーちゃんは2歳8か月と長生き。(ちなみに、きゅーちゃんは2歳頃から腫瘍ができてしまい、長い闘病生活を送っていました。)

おれ、長生きしたぜ。
固体差はとても大きいです。
この寿命の差は、高齢期になってから食事をどれだけ取れたか、ここに原因があったと思います。
初代ジャンガリアン「ひじかたさん」を飼っているときは、まだ私たちも飼育歴が浅く、食欲が落ちたひじかたさんにペレットを工夫して与えることができませんでした。
ですが、2代目ジャンガリアン「きゅーちゃん」の飼育の際は、自分たちで試行錯誤しながら、食欲が出るようにエサを工夫して与えることができました。
やはり、工夫してエサを与えると、高齢期のハムスターでもまだまだしっかり食べてくれます。

食が細くなると、どうしても弱るのが早いよね。
今あなたが、飼っているハムスターが痩せてきたかもしれない、と感じているなら、取り急ぎペレットの与え方を工夫してみて、食事量が増えるかどうか確認してみるべきです。
わが家で工夫してエサを用意してきた高齢ハムスターのための食事ノウハウはこちらの記事にまとめています。ぜひ!
痩せてきた理由② 不正咬合

うちの子、まだ高齢じゃないんだけどなぁ。
シニア期を迎えていないにも関わらず、急にハムスターが痩せてきたと感じるなら、不正咬合という歯のかみ合わせが悪くなる病気(症状)を疑ってみてください。
ハムスターが不正咬合になると、ペレットなどのエサをうまく歯で齧ることができなくなり、急激に痩せていきます。
不正咬合が原因のときに分かりにくいのが、ハムスターがペレットなどを巣箱に持って帰って、ぱっと見はエサを食べているように見えること。
でも、うまく食べることができないので、摂取はしておらず、巣箱に溜めこんでいるだけ、という事態が起こります。

わが家でも、あったわよ。
ですので、

エサ入れからペレットがなくなっているから、食事量は落ちてないんだけどなぁ。
と判断するのは誤りのもとです。
不正咬合は、気付かずに放置してしまうと、伸び続けた前歯がアゴを突き破ってハムスターが死亡するというリスクもありますので、絶対にチェックしてあげてくださいね。

痩せてきた理由③ 病気
ハムスターが急に痩せてくる理由として、病気にかかっているから、ということも考えられます。

特に代表的なのは糖尿病か腫瘍性の病気です。
糖尿病の場合、やけにハムスターがお水ばかりガブガブ飲んでいたりもします。お水を飲んでいる姿を見かけていなくても、オシッコの量が増えていて気づけるかもしれません。
普段のエサもひまわりの種など脂質の高いものばかり与えていれば、糖尿病になるリスクが高くなります。
また腫瘍性の病気である場合は、徐々に大きくなってきた腫瘍が喉や消化管を圧迫して、ハムスターがエサを食べたくても食べられないという状態になっているかもしれません。
ちなみに、わが家のジャンガリアン「きゅーちゃん」は2歳になった頃から急に腫瘍が大きくなり、お腹がパンパンに膨れるようになりました。
ですが幸いにもご飯を食べるという行為には差し支えがなかったようで、エサの工夫さえすればちゃんと食べてくれました。
腫瘍の場合は、どこに腫瘍ができたかによって、症状の現れかたは千差万別のようです。
飼い主に慣れているハムスターであれば、そっと手に乗せて腫瘍ができていないか、全身をチェックしてあげてくださいね。
痩せてきた理由④ ストレス
ハムスターが痩せてきた理由として、ストレスもあり得ます。人間も同じですが、ストレスがかかると体のあらゆるところに悪影響が出てきます。
特にハムスターは体か小さくて自然界でも捕食される側の生き物。とても繊細で臆病なんです。
なので、人間からすれば何とも思わないことでもハムスターにとっては大きなストレスになっていることがあるのです。
例えば、ケージを置いている場所がテレビなどの音がうるさい環境だったり、ケージ内で隠れる場所がなくて飼い主の視線が常に気になる環境だったり。
私たち飼い主からしたら

「え、それだけで?」
と思うことでもハムスターには大きな負担なのです。
ハムスターが痩せてきた理由がストレスかどうか判断するのは難しいですが、できる限り対策してあげるに越したことはありません。
ハムスターのストレス対策については、別の記事でまとめているので、この機会にぜひ合わせてご覧くださいね↓
痩せてきた理由⑤ 夏バテ
ハムスターが痩せてきた理由として夏バテも考えられます。
これも人間と同じですよね。
暑くて体が疲れてくると食も細くなってきます。
これまで挙げてきたハムスターが痩せてくる理由にどれも当てはまらず、今が暑い季節であるなら、ハムスターの夏バテを疑ってみてください。

暑さ対策、ちゃんとできてますか?
ハムスターを飼う上で気をつけないといけないのが、ハムスターは汗をかかないということ。
つまり、風をあてるだけでは暑さ対策にはならないのです。
ネットの質問サイトを覗いていると、たまに

扇風機で風を当てて涼しくなるように工夫してます
という飼い主さんの投稿が見つかります。
ですが、ハムスターに風を当てても涼しく感じることはできないのです。
人間が扇風機で涼しくなれるのは、風が当たることで肌にある微量の水分が蒸発して、気化熱のおかげで涼しく感じるからです。
扇風機で当てる風そのものが冷風でない限り、ハムスターの体を冷やしてあげることは難しいです。

エアコンはもったいないから扇風機で暑さ対策してます
という方は、この機会にハムスターのための暑さ対策についても理解を深めておいてくださいね↓
ハムスターが痩せてきたのか正しく判断する方法

体重測定が何よりも大切

ハムスターが痩せてきたかも?
と感じるのは、飼い主さんの直感に頼っている状態ですよね。
もちろん、気づいてあげられるだけマシではありますが、見た目の印象で「痩せてきた?」と感じる頃にはハムスターの体重減少はかなり進行しているはず。
もっと早くにハムスターの体調の異変に気づいてあげるためにも日々の体重管理がかなり大切です。

今日からでも遅くないよ!
1週間に1回でもハムスターの体重を測って記録を取っておけば、見た目では誤差レベルで気づかない体重減少でもすぐに気づいてあげられます。
今日からでも測ってあげることで、体重が増えて元の元気な状態に戻ったのか、まだまだ体重減少が進行しているのか、冷静に判断することができます。
ハムスターの体重の測り方については別の記事でまとめていますので、ぜひご覧くださいね↓
食べているかはエサの減りでは判断できない
ハムスターに与えているペレットがエサ入れから無くなっているのを見つけると、飼い主としては

よしよし、今日もモリモリ食べてくれてるね!
と嬉しくなりますよね。
ですが、だからと言って「エサ入れが空っぽになってるから食べてくれてるはず」と判断するのは避けるべきです。
その理由は、ハムスターはエサを食べていなくても巣箱に大量に持ち帰って溜め込む習性があるからです。
実際、わが家のゴールデンハムスター「ぽっちゃん」も大量のペレットを巣箱に溜め込んでいて驚かされた経験があります。

僕のこと?
掃除のために巣箱をどけたときの驚きの光景がこちら↓


どれだけ溜め込んでるねん!
とツッコミたくなる気持ちと同時に

え?これまで全然食べてなかったの?
という不安が頭によぎりました。
ですが、ぽっちゃんの場合は普段から体重を測っていて特に普段変化がなかったので、ぽっちゃん的にはペレットが充分足りていたんだと思います。
ぽっちゃんはゴールデンハムスターの平均から考えれば、少しだけ小柄で体重も軽かったので、飼育本に載っているエサの参考の量を与え続けるのは、ちょっと多かったみたいです。
このように体重を測っていることて、何か気になることがあっても体調に問題があるかどうか冷静にすぐに判断できます。
この機会にぜひ体重測定の日課を取り入れてみてくださいね。
ハムスターの種別ごとの体重の平均値はありますが、結局はその個体ごとの経過をみるのが、いちばんその子の体調を把握するのに適していますよ。
わが家のハムスターも痩せてしまった【実際の画像あり】
わが家のハムスターもどんどん痩せて心配して経験があります。
ロボロフスキーハムスターのブルーパイド「ぴぃちゃん」の経過が分かりやすいので写真を載せておきますね。

まずは生後8か月くらいの、いちばん体が大きくて元気なころの写真です。
全体的に肉付きが良くて、ちょっとプックリした印象もありますよね。
このときはロボロフスキーの平均体重(20〜30g)と比較すると、結構重めの36g。
割とガタイのいいロボロフスキーでした。
ですか、そこから半年以上経った1歳半くらいの月齢時点で急激に老化が進んで、一気に痩せてしまいました。

この時の体重は、たしか26g程だったと思います。

見るからに細くなったよね。
この写真でも、ふっくら感がなくなり、手足がかなり細くなってるのが目立ちます。
ただ、このときは見た目こそ「ちょっと老けた?」と感じるものの、まだまだ活動量も多く元気でした。
たくさん走り回っていましたし。
そこから3〜4カ月ほど経って、さらに老けてしまった姿かこちら↓


だいぶ毛並みも悪くなったよね。
このときの体重は20gあるかないか。
見るからにおじいちゃん。(あ、ぴぃちゃんはオスです)
ぴぃちゃんは元は体が大きめなので、ロボロフスキーハムスターの体重の平均値にはギリギリ入ってますが、「ロボロフスキーの平均値内だから問題ないね」と判断できるワケがないですよね。
先ほどもお伝えしたように、ハムスターの体重の経過を追って、その個体ごとのコンディションを把握してあげましょう。
ハムスターが高齢化すると、高確率で老化と不正咬合のWコンボで体重が落ちて痩せてきます。
大切なハムスターの体の変化に、いち早く気づけるように努めたいですね。
ハムスターが痩せてきたらすべきこと

ハムスターが痩せてきたと感じたら、とにかく動物病院に連れていくことが欠かせません。
不正咬合や病気が理由で痩せている場合は、すぐに処置してもらう必要があるからです。
動物病院に連れていくって、ハードルが高いと感じる飼い主さんもいるかもしれません。
そんな方のために、動物病院にハムスターを連れて行くための方法や気をつけることもまとめていますので、ぜひご覧ください↓
動物病院に連れていく際にも、獣医師さんにハムスターの体重の経過を伝えられると診断の役に立つのでオススメです。
注意すべきことは、絶対に自己判断で

「ただの老化でしょ」
と決めつけないこと。
もし不正咬合なら、いずれ突き破って死んでしまうこともありますので。
病気だとしても、ハムスターは体が小さい分、病気の進行がかなり早いです。
いずれにしても、できるだけ早く動物病院へ連れていくのが最適解となります。
ハムスターが急に痩せてきたら、いろいろ心配になると思います。
この記事でご紹介した方法などを試していただき、あなたのハムスターの体調が良くなることを願っています。
それでは!
