
さん
ハムスターの体重って、どうやって測ればいいの?
という方へ。
この記事では、
について解説していきます。
この記事を読めば、安全にハムスターの体重を測定して、しっかりと健康管理をしてあげられるようになります。


当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪

ハムスターの健康管理には体重測定が必須!!

長生きにもつながるよ!
ハムスターの適正体重

種類ごとの適正体重
ハムスターも人間と同じように、痩せすぎ・太りすぎは体調不良や病気の原因になります。
飼っているハムスターの種類ごとの適正体重を目安にして、しっかりと健康管理をしてあげましょうね。
ハムスターの種類ごとの適正体重
参考文献:山口俊介・樹美(監修)『ハムスターの健康と病気 幸せサポートBOOK』(メイツ出版/2019)
ゴールデン ジャンガリアン
キャンベルロボロフスキー オス 85~130 g 35~45 g 15~30 g メス 95~150 g 30~40 g 15~30 g

まるまるとしたハムスターも、可愛いんだけどね(笑)

太りすぎて真四角・・なんてハムスターもいるよね(笑)
ハムスターに長生きしてもらうには、適正体重を守ることが何より大事ですよ!!
ジャンガリアンのプディングは太りやすい

ジャンガリアンハムスターの一種であるイエロープディングは太りやすい遺伝子を持っているので、体重が増えやすいです。

SNSでも、肥満になってるプディングの子をよく見かける・・
飼っているハムスターがイエロープディングの場合は、体重測定で肥満を予防することが重要です。
ハムスターの体重の測り方

必要なもの
体重測定の流れ全体を先に紹介しておくと、
という感じになります。
①キッチンスケールをセット
ハムスターの体重を測るために、キッチンスケールを用意します。
このとき、1g単位で重さを測れるものがオススメです!


ハムスターの体重は軽いから、細かい単位で測りたいよね。
そして、体重測定のときにハムスターに入ってもらう予定のケース(虫カゴ)を、空っぽの状態でキッチンスケールに乗せて「0表示」にします。
これで、あとでハムスターをケースに入れた状態で、ケースごと重さを測ればハムスターの体重を測定できます。
②ハムスターをケースに誘導
ハムスター用のトンネル(パイプ)を使うと、ケージから体重測定用のケースに簡単に誘導できます。

ハムスターは、狭いところが大好きでトンネルのような細いところを通る習性があります。
野生では、地面に掘った巣穴に行くまでに、トンネルを通って移動していました。その習性もあり、筒状のものを見ると思わずくぐってしまうんでしょうね。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)

もちろん、手で移動させても大丈夫!
ただ、手よりもトンネルを使う方が、ハムスター自らの意思で移動することができるので、ストレスが少ないのかな、とも考えています。

はむねこ家では、いつもトンネルで移動させています。
③ケースごと重さを測る
ハムスターをケース内に誘導できたら、そのままケースごと重さを測ります。
キッチンスケールであらかじめケースの重さを「0表示」しているので、ハムスターの重さがそのまま表示されます。

分かりやすいね!
ハムスターの体重測定に使うケースには、
という条件をクリアしているのが理想的です。
ケースが透明であれば、ハムスターの腹部の様子を確認したり、ハムスターの脱走を防いだりできます。

詳しくは後で解説しますね。
体重を記録する
キッチンスケールにハムスターの体重が表示されたら、ノートやスマホのメモアプリに体重を記録しておきましょう。
などなど、記録をつけることで役に立つことも多いです。

体重測定をするメリットについては、これから解説しますね!!
ハムスターの体重を測るメリット

① 肥満を防げる
ハムスターの適正体重を知り、体重測定をすることで、ハムスターが太りすぎていないかをチェックすることができます。

おやつを食べすぎて肥満になるハムスターが多いです・・
ハムスターは肥満になると、
などなど、デメリットがたくさん・・
普段から体重を測っておくことで、

さん
最近、ウチのハムスターの体重が増えてきてる・・
と気づいて、早めに対処することができます。
ハムスターの肥満を予防・解消する方法については、こちらの記事↓にまとめていますので、ご覧くださいね。
② エサを食べているかの指標になる
体重を測ることで、ハムスターがエサをしっかりと食べているかの指標にすることができます。

さん
いつもペレットがなくなってるから大丈夫でしょ。
と安易に考えるのはキケンです。
ハムスターはエサを巣に溜めこむ習性があり、
「エサ入れは空っぽだけど、実は食べていなかった・・」
なんてことも起こります。
もし、ペレットを食べていなければハムスターの体重が落ちてくるので、体重測定でしっかりチェックしましょう。
ちなみに、ハムスターがペレットを食べない理由として
などが考えられます。
はむねこ家では、ジェックスさんの「プレミアムフード」を愛用していますが、歴代ハムスター全員がしっかり食べてくれるのでオススメですよ♪
また、いろんなペレットを試しても食べてくれない場合は、歯のトラブルかもしれません。
いちど動物病院で診察してもらう方が良いでしょう。
③ 体調を確認できる
ハムスターの体重を測るために、透明なケースをオススメした理由は、下から覗き込めばハムスターのお腹やお尻の状態をチェックできるからです。

無理やり掴んだりしないから、ハムスターもストレスを感じにくいね!
ハムスターは腫瘍ができやすい生き物で、普段あまり観察できない腹部に異変がないかを確認することは大切です。
また、ハムスターの命のキケンにつながる重度の下痢(ウェットテイル)を起こしている場合も、お尻が濡れていれば気づいてあげられます。
ほかにも、ハムスターに典型的な病気にはさまざまなものがあります。
飼い主さんができるだけ知識をつけておくことで、異変に早く気づき、早期治療につなげることができます。

ハムスターの病気に特化した書籍に目を通すのがオススメ。
ハムスターの体重測定の頻度

毎日測定して記録をつけよう
ハムスターの体重測定は、毎日おこなうのが理想です。

さん
毎日って、面倒だよね・・
と感じるかもしれませんね。
オススメは、毎日の触れ合いタイムに入る前に、ルーティーンとしてパパっと体重を測ること。

遊ぶ流れで体重測定するだけなら、負担は少ないよ!
飼い主も、ハムスターと一緒にプレイサークル内に入って、その中で体重測定をすれば、とっても気軽です♪
動物病院で体重を聞かれる
ハムスターが病気になって動物病院で診察を受けるとき、獣医師さんから普段のハムスターの体重を聞かれることがあります。
ハムスターの体重を定期的に(できれば毎日)測定して記録をつけておくことで、その個体の健康時の目安が分かります。
獣医師さんは、診察のときにも体重を測り、普段の体重と比較することで、ハムスターの健康状態を把握するための判断材料にするのです。

病気になったときのためにも、普段から測っておくことが大切。
ハムスターの体重測定時の注意点

ケースのにおいに気を付ける
ハムスターは嗅覚が優れていて、においに敏感です。
体重測定に使うケースに、他のペットのにおいがついているとストレスになってしまいます。

同じケースを使いまわすなら、洗ってにおいをとっておこうね。
また、ペットにかかっても問題がない成分でできた除菌・消臭剤もありますので、忙しくて洗う時間がないときにはオススメです。

でも、なるべくハムスターに掛からないようにね。
脱走に気を付ける
ハムスターの体重測定をするときの最大の注意点は、脱走です。
蓋があるケースをオススメした理由は、脱走対策のためです。
小さくてすばしっこいハムスターが部屋に出てしまうと、捕まえるのはとても大変です。

行方不明になったまま、帰ってこないこともあるよ・・
ハムスターの脱走は命のキケンにもつながるので、体重測定のときは慎重に。
ハムスターの体重測定で健康管理を

以上、ハムスターの体重測定と、ついでに健康チェックをする方法についてでした!!

人間と同じで、ハムスターの体重にも個体差があります。

適正体重を目安に、健康管理をして病気を防いであげましょうね♪
皆さんが素敵なハムスターライフを送れますように♪
ではまた!!