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さん
ハムスターが脱走しちゃった!どうしたらいいの!?
という状況なのではないでしょうか!?
「一刻も早く救出してあげたい」という気持ちで焦ってしまうかもしれません。
ですが、ここは落ち着いて、ハムスターの安全のためにやるべきことをやりましょう!
とにかく、ハムスターの安全を確保することが最優先なので、いきなり具体的な対処方法から解説していきますね!
まずは落ち着いて、ハムスターの安全を考えてあげて!
夫「はむお」の実家で両親が飼っていたハムスターも、何度も脱走してしまいましたが、無事に救出してきました!
大丈夫です!きっと見つかります!
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
ハムスターが脱走したら
脱走後の対処① ドア・窓を閉める
ハムスターが脱走してしまったら、まずはドアや窓などをすべて閉めきってしまいましょう。
家の外に出ないようにすることはもちろん、ハムスターが隠れているエリアを区切るほうが、あとあと探しやすくなります。
ドアを閉めるときに、ハムスターを挟まないように、そこにハムスタがいないか確認してゆっくり閉めてね!!
他にも、トイレで溺れないようにフタを閉めたり、洗濯機のフタを閉めたり。
とにかくハムスターが入り込んだら危ない場所をふさいでいきます。
ふさぐときは、中にハムスターがいないか確認を!
そして、ハムスターが自らケージに戻ってくる可能性もあるので、ケージの入り口は開けておきましょう。
脱走後の対処② エアコンで温度管理
ハムスターが脱走したタイミングが夏や冬の場合、エアコンなどで温度管理をしてあげないと、救出するまでの間にハムスターが体温調節ができずに弱ってしまうかもしれません。
<前略>寒暖差の激しさ、低温(15°C以下になると動きが鈍くなります)と高温、多湿、特に突然の大きな物音、騒音を嫌うことに留意が必要です。
環境省 – 家庭動物等飼養保管技術マニュアル
エアコンをすぐにつけて、もしエアコンが無い部屋に逃げ込んだ可能性がある場合はドアを開けて、できる限りエアコンがある部屋から冷気や暖気がいきわたるようにしましょう。
脱走後の対処③ カーテンを垂らさない
リビングなどで、長いカーテンが床近くまで垂れている場合は、ハムスターがカーテンに登り転落事故を起こす可能性があります。
さん
カーテンにも登っちゃうの?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ハムスターはわたしたちが思っているよりも器用で、カーテンもガシガシと登ってしまいます。
でも、途中で身体を支えられなくなるのか、急に落ちてしまうことがあります。
高いところから落ちたらホントに危ない!
ですので、長いカーテンがある場合は、ハムスターが床からカーテンに登れないように、カーテンを巻き上げたり、くくったりしておきましょう。
SNSで、たまにハムスターの「部屋んぽ」(お部屋を散歩させること)中にカーテンにも登らせている投稿を見かけます。
落下してしまっても受け止められるように、ずっと見守っているならいいと思いますが、やっぱりキケンです。
はむねこ家としては非推奨です・・
脱走後の対処④ コンセントをはずす
ハムスターは何でもかじってしまう習性があるので、コンセントのコードを噛んでしまうと感電死する恐れがあります。
ですので、必須ではない家電のコンセントははずし、どうしても外せないコードは、ハムスターが噛まないように床から離したり、もし家にあればコードを保護するようなものを使いましょう。
たとえば、こういうやつ。100円ショップでも買えるかも。
脱走後の対処⑤ 家族に注意喚起
ドアを閉めて、エアコンをつけて。カーテンも登れないようにしたし、コードもOK。
さん
とりあえず、ひと安心かな?
いえ、まだキケンは残ってます!
まだ残っているハムスターの身のキケン。
それは、飼い主や家族がハムスターに気づかずに踏みつぶしてしまうことです・・
なので、同居している家族がいたら、歩くときや座るときにハムスターが隠れていないか必ず注意するように伝えてください。
ハムスターは身体が小さく、こちらが予想できない場所に潜り込んだりします。
たとえば、こんな場所↓。
ウチの実家では本棚から見つかったことも・・
ですので、ハムスターが見つかるまでは、飼い主と家族が最新の注意を払って生活する必要があります。
脱走したハムスターの探し方
ここまで紹介してきた対処法で、ある程度ハムスターの安全を確保できたと思います。
次は、行方不明のハムスターを見つけるためにできることを紹介していきます。
脱走ハムスターの探し方① エサを設置
脱走してしまったハムスターを探すために、まずはエサを設置します。
エサは普段たべているペレットや、食いつきの良いひまわりの種などのおやつ。そして水分補給のために野菜も。
エサを置くのは、もちろんハムスターが飢え死にしないように、という目的もありますが、ハムスターをおびき寄せるため、という目的もあります。
他にエサがないから、いつか食べに来ます!
エサを置いた周囲に小麦粉をうっすら撒いておくと、ハムスターがやってきたときに身体に小麦粉がつき、小麦粉の痕跡をたどってハムスターを見つけられる可能性もあります。
ウチの実家では、エサをアルミ箔の上に置いてました。「わしゃわしゃっ」っとアルミ箔の音が聞こえてハムスターを発見できたこともあります!
脱走ハムスターの探し方② 回し車を設置
先ほど置いたエサの近くにでも、回し車を設置しましょう。
そして、回し車のホイールの部分に、ペレットやひまわりの種などを置きます。
そうすると、ハムスターが回し車で走ったときに、「カラカラ、カラカラ」と音がします。
回し車の音に気づいたらすぐに駆け付けましょう。
回し車ごとハムスターを確保できるかも!!
動きがすばしっこいハムスターを素手で捕まえるのは難しいです。
回し車に乗った状態でハムスターを見つけられれば、回し車のホイール部分を器がわりにして救出できるのでラッキー!
脱走ハムスターの探し方③ 罠を設置
回し車の他にも、罠を設置すると救出できる確率が高まります。
罠に必要なモノは、バケツとハムスター用のトンネル。
こういうやつ!
このジョイントトンネルの部品をいくつか組み合わせて、バケツの外から中へ通じる道を作ります。
バケツの内側は、「ハムスターが落下してもケガをしない」かつ「中に入ったらトンネルに届かない」というポジションを狙って、ジョイントトンネルを設置しましょう!
ハムスターは狭いトンネルの中に入りがちなので、この方法も有効です!
このトンネルは、ハムスターを移動させるときにも役立つ便利グッズなので、持っていない方はひとつあると重宝しますよ!
はむねこ家では、病院に連れていくときにトンネルを使ってキャリーケースまでハムスターを移動させますよ!
>> ハムスターを動物病院へ連れていく方法!5つの準備が大切です。
脱走ハムスターの探し方④ 狭くて暗い場所を探す
エサや回し車、罠も設置できたら、実際にハムスターを探していきましょう!
ハムスターは狭くて暗いところが好きなので、きっと家具の奥などに隠れています。
ウチの実家では、冷蔵庫の裏に隠れてたこともある・・
はむおの実家の例を出すと、夜寝る前に試しに冷蔵庫の前にエサを設置して、小麦粉を撒いておいたら、まさにビンゴ!
翌朝にエサがすっかりなくなり、小麦粉の足跡が冷蔵庫の裏に向かって伸びているではありませんか(笑)
そこに居ると分かればこっちのもの。
冷蔵庫の前に、ハムスターの大好物ひまわりの種を大量に設置。
美味しそうな臭いに釣られてハムスターが出てきたところを、僕の母親が素手でキャッチ!
はむおのお母さんは、普段から素手でたくさん遊んでたから、ハムスターも警戒心が薄れてたんだね!
飼い主に慣れているハムスターの場合は、素手で捕まえることもできるかと思いますが、多くのハムスターは素手ですんなり捕まえるのが難しいと思います。
実際にハムスターを捕まえる方法は、あとでお話しますね。
脱走ハムスターの探し方⑤ フンを探す
脱走して行方が分からないハムスターは、おそらく家具の奥などに隠れています。
でも、意外と簡単に見つけられないことが多いです。
そこでハムスターを探す手掛かりになるのが、フンを探すことです。
フンも小さいので見つけにくいですが、見つかればその周辺に隠れている可能性が高いです。
僕の実家の例では、冷蔵庫の近くにフンがあったから、冷蔵庫の奥に隠れているだろうと予測できました。
どこに隠れているか見当もつかない場合は、まずフンを探すことから始めると良いです。
脱走したハムスターの捕まえ方
脱走ハムスターの捕まえ方① トンネルに入ってもらう
ハムスターを素手で捕まえるのは意外と難しいので、オススメの方法はトンネルに入らせることです。
さきほど罠の設置でも話に出てきたトンネルの中に、ひまわりの種など、ハムスターの好物のものを入れます。
そしてトンネルを床と水平に保ちながら、入口をハムスターに向けて追いかけます。
ハムスターが好物のエサに釣られて中に入ってくれれば、あとはトンネルの出入り口を手のひらでふさいでしまえばOK。
そのままケージまで持っていき、ケージの中に向けてトンネルの入り口を開放してあげれば、自分から巣に帰ってくれます。
脱走ハムスターの捕まえ方② バケツなどに入ってもらう
トンネルを持っていなければ、バケツなどの容器を横に向けて、中にひまわりの種などを置くのも簡単に捕まえられます。
使う容器は、丸形より四角形で、床にぴったりくっつけられるものの方がハムスターが中に入ってくれやすいですよ。
脱走ハムスターの捕まえ方③ タオルをかぶせる
よく紹介されている方法ですが、ハムスターにタオルをかぶせて捕まえるという方法もあります。
おウチにトンネルやちょうど良い容器が見当たらない場合は、この方法で捕まえることになります。
ハムスターの上からタオルをかぶせて、周りから包み込むようにします。
タオルをかぶせるときに、執拗に追いかけるとハムスターが怯えてしまいます。
なるべくハムスターの動きが止まっているタイミングを狙って、失敗する回数を減らしてあげたいところ。
使うタオルは大きい方が捕まえやすいですが、ケージの中にハムスターを戻してあげるときに、タオルの余ってしまう部分が少し邪魔になるかもしれません。
ハムスターが脱走する理由
ここまで紹介してきた方法で、脱走してしまったハムスターを捕まえることができたでしょうか!?
さん
ハムスターを捕まえられたし、もう大丈夫!
と安心するのはまだ早いです。
いままでと同じ環境にハムスターを戻しただけでは、また脱走してしまう可能性があります。
脱走する原因と対策をしっかりと考えましょう!
脱走の理由① ハムスターがパトロールをするため
多くのハムスターがケージの外に脱走しようとしますが、その理由は、周囲をパトロールして安全を確認したいからです。
これは特に好奇心の強い個体に顕著に現れます。
また、普段ハムスターに「部屋んぽ」をさせて、お部屋の中を自由に遊ばせている場合、ハムスターにとってそこは自分の縄張り。
縄張り意識の強いハムスターは、自分の縄張りを毎日パトロールする必要があります。
「部屋んぽ」をしているハムスターは、より脱走したがる傾向にあります。
普段から「部屋んぽ」をさせている場合は、毎日お部屋をパトロールさせてあげて、ハムスターが安心できるようにしましょう。
ちなみに、はむねこ家では「部屋んぽ」はさせません。
「部屋んぽ」については、コチラの記事↓にまとめていますので、合わせてご覧ください。
脱走の理由② ハムスターがストレスを感じているから
ハムスターが脱走したがる理由として、もうひとつはストレスなどが原因で「この環境から逃げたい!」とハムスターが感じている可能性もあります。
ハムスターがストレスを感じる原因としては、こんな感じ↓。
どれをとっても、人間に当てはめて考えたら当たりまえの理由ですね。
ご飯が足りない環境にいたら、食べ物を探しに違う場所に行きたくなりますし、音がうるさい工事現場の近くにわざわざ滞在したくないですよね・・
なので、ハムスターが普段からストレスなく安心して過ごせるように、飼育環境を見直してあげましょう。
ハムスターが脱走する方法
ここまで、ハムスターが脱走したがる理由を確認してきました。
では、次はハムスターが実際にどうやって脱走しているのかを知っておきましょう。
脱走の方法① 回し車の上に登って外に出る
水槽ケージや衣装ケースなどで、上部が開放されている場合に考えられるのが、回し車の上に登って外に脱出しているパターンです。
さん
どうやって回し車の上に登るの?
と思うかもしれませんが、回し車の近くにある巣箱やトイレなどを足場にして、さらに回し車の背面の軸の部分を経由して、一番高いホイールの上まで登ってしまいます。
また、意外に器用なハムスターの中には、両足でジャンプする個体もいます。
両親が飼っていたハムスターも、かなり大ジャンプしてました(笑)
天井に金網があるケージの場合、このパターンでうんていをする可能性が高いです。
ハムスターのうんていについては、
>> 【ハムスター】うんていの5つの理由。対策して危険を回避して!
の記事にまとめています。
脱走の方法② ロックが外れたケージから出る
よくある脱走の典型例は、ケージのロックがしっかり掛かっていなくて、開いた出入り口からハムスターが脱走するというパターン。
昔、はむねこ家では金網ケージ『ルックルックフォーチュン』を使っていたときの話。
出入り口のロック部分の金網が固くて、意外と最後までハマってなかったことがあります。
また、金網ケージが古くなってきて、金網がゆがんでいたりすると、ロックがしっかり掛からなくなることもあります。
閉めたつもりなのに、ロックできてなかったこともあった・・
普段から開け閉めされているケージの出入り口は、ハムスターもそこから外に出られると学習しています。
ですので、ロックが掛かっていなければ、ハムスターはあっさりフタを開けて外に出てしまいます。
はむねこ家が以前に使っていた『ルックルックフォーチュン』のレビューについては、こちら↓をどうぞ。
>> ハムスターのケージ『ルックルックフォーチュン』の正直な口コミ。
脱走の方法③ 段ボールを噛みちぎって出る
あまり段ボールでハムスターを飼っている人はいないと思いますが、ハムスターが段ボールを噛みちぎって外に脱走するというパターンもあります。
多くの人が、ちゃんとしたハムスター用のケージなどで飼われていると思いますが、たまに段ボールで飼っている人も見かけます・・
僕の両親は、金網ケージと段ボールハウスをジョイントトンネルで繋いでいて、段ボールハウス側に開けられた穴から脱走されてました・・
ハムスターの脱走を防ぐ方法
脱走の予防法① ケージのロックを確認する
まずハムスターの脱走を予防する方法として、当たり前ですがケージのロックを徹底しましょう。
エサの交換などで、後ですぐに開けるからという理由で、最後までロックしない状態にしていると、少し目を離した隙にハムスターが脱走してしまう可能性もあります。
脱走の予防法② ケージを見直す
脱走を予防するには、ケージそのものを見直すこともかなり効果的です。
段ボールで飼っている人は、脱走するリスクしかないので他のケージに変えましょう。
金網タイプなどのケージは出入り口のフタがあるので、どうしても閉め忘れてしまうことがあります。
ですので、いっそのこと、出入り口のない水槽タイプのケージにすることで、ハムスターが脱走する可能性が激減します。
安心して飼えるので、はむねこ家では水槽ケージを愛用しています!
他にも水槽ケージをオススメする理由がたくさんありますので、ぜひコチラの記事↓もご覧ください!
脱走の予防法③ ケージ内のレイアウトを見直す
ハムスターは、巣箱やトイレなどを足場にして回し車の上に登ったりするため、回し車の近くにモノを配置しないように工夫しましょう。
わたしたちが思っている以上に、ハムスターは器用で何でも足場にしてしまいます!
ハムスターを飼っているケージの中の配置をしっかりと見直すだけでも、脱走のリスクをかなり減らせます。
脱走の予防法④ ハムスターにストレスを与えない
ハムスターがストレスを感じていると、「ここから逃げたい!」という衝動により脱走しやすくなってしまいます。
先ほども解説したとおり、ハムスターにストレスを与えないように
を確認しましょう。
普段から「部屋んぽ」をさせている場合は、ハムスターが安心できるように、毎日「部屋んぽ」をしてパトロールさせてあげてください。
脱走の予防法⑤ ケージをサークルで囲う
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ウチの子、脱走の常連だから、対策しても不安・・
という方には、万が一ケージから脱走したときのために、ケージの周りをサークルで囲うという方法がオススメ!
こういうやつです↓
硬いプラスチックの高い壁で囲うことができるので、ハムスターはこの壁を超えることはまずありません。
はむねこ家では、この商品を2つ組み合わせて大きいサークルにして使ってました。
もちろん、普段ハムスターと遊ぶためのプレイサークルとして使えるので、遊びと脱走防止の一石二鳥!
この商品はオススメです!
ハムスターが脱走すると危険
この記事では、脱走したハムスターの捕まえ方と、脱走を防ぐ方法について解説してきました。
ハムスターが脱走してしまうと、ハムスターにとって危険がいっぱいです。
ハムスターの身の安全のためにも、しっかりと脱走対策をしてあげてくださいね!
ハムスターを捕まえたり、移動させるときに意外と便利なトンネルは、ひとつ持っておくことをオススメします!
みなさんがハムスターと幸せな時間を過ごせますように!
ではまた!