こんにちは!ハムスター大好き家族「はむねこ家」の妻 まおみです。
このブログでは、ハムスターを大切に育てるために知っておきたい知識を解説しています。

私はこれまでハムスターの飼育本を10冊以上読んできた「飼育本マニア」です!ジャンガリアン・ロボロフスキー・ゴールデンの飼育経験があります!
ハムスターの部屋んぽ。
自由に動き回って、いろんなところに上ったり、飼い主に近づいてきたり。ハムスターのかわいさを思う存分感じられる幸せなひとときです。しかし、むやみやたらに外に出すべきではないと思っています。
どうしてハムスターが外に出たがるのか。どうして散歩をしたがるのかを考えたことはありますか?
そもそもハムスターに散歩は必要なのでしょうか?
ハムスターが外に出たがる理由=縄張りのパトロール

ハムスターはとっても縄張り意識が強い生き物。ケージ内でも、同じルートを通って同じ行動を繰り返していた李しませんか?
自分の縄張りが安全かどうか、というのはハムスターにとって死活問題なんです。
野生のハムスターが感じとる縄張りの範囲は数メートル、数十メートルと言われています。環境にも慣れ外に興味を持ち出すと、外の縄張りは安全かどうか確認したくなる、これが「外に出たい」という欲求です。
ハムスターにとって、散歩はリラックスや飼い主との触れ合いを求めているのではなく、
自分の縄張りが安全かどうかの確認
これ以上でもこれ以下でもないです。
ハムスターの部屋んぽをするまえに考える3つのこと。
じゃあ、ハムスターを外に出して思う存分パトロールしてもらおうというその前に。
考えるべきことがあります。
です。
毎日部屋んぽできますか?
ハムスターを一度外に出すと、そこはハムスターの縄張りです。
毎日毎日、自分の縄張りが安全かどうか確認しないといけません。
つまり、人間都合で「今日は眠いから外に出せない・・」とか、「今日は夜出かけるから、部屋んぽなしね!」ということは許されないということです。
毎日のルーティーンに散歩を組み込む必要があります。
飼育環境に問題はないですか?

よくあるのが、ハムスターを狭いケージ飼っているため、飼育環境にストレスを感じ外に出たがるというパターンです。
ゴールデンハムスター:幅60cm、奥行き40cmありますか?
ジャンガリアン、ロボロフスキーハムスター:幅45cm、奥行き30cmありますか?
ハムスターに必要なのは縦に空間があるケージではなく、横に広々としたケージです。最低でも、上記幅があるケージで飼ってあげてください。
ハムスターが外に出たがっているのは本当ですか?

これは案外見落としがちなところなんですが、「ハムスターが外に出たがっている」と飼い主が勘違いしていることもあります。
ケージの隅をカリカリしていたり、前扉をガリガリ噛んだり。それってただ単にケージ内環境がよくなかったり、おやつがほしいっていう合図だったりすることもあります。
結果、ハムスターを外に出したはいいものの、びくびくして動かなかったり、隅の方に逃げてしまったり。そのハムスターはまだ環境にも慣れていないし、外に出たいわけじゃないんです。
じゃあ部屋んぽはしないほうがいいのか?
個人的には、ハムスターの意思を尊重すべきだと思ってます。
広い適切な飼育環境であれば、ストレスもたまりにくいですし、肥満にもなりにくい上、ジャンガリアンやロボロフスキーハムスターは「外に出たい」という欲求はあまり出さないです。
それであれば、特に散歩する必要ってないです。
しかし、ゴールデンハムスターは適切な飼育環境であっても、脱走を試みたりとにかく外に出たがる傾向があります。
そうなれば、
ということを徹底して、散歩させてあげたらいいと思います。
部屋んぽのポイント:ハムスター自らでてきてもらう

自ら出てきてもらうことが大切なのは、「ハムスターが外に出たがっていると飼い主が勘違いしているケース」があるからです。
ですから、部屋んぽをするときは、
などして、「自ら外に出る」ようにした方がいいです。
部屋んぽの注意点 :その部屋は本当に安全ですか?
人間の生活環境は思いもよらぬ危険があります。
部屋んぽの前に危険物を取り除いて、部屋んぽ中は目を離さないのが鉄則です。
窓、カーテン、高いところ

特にゴールデンハムスターは腕の力も強く、簡単にカーテンや窓などを上ります。
しかし、ハムスターは上れても、下りられない生き物です。野生のハムスターの生活環境は、地上または地中。ネズミのように長い尻尾がなく、高いところでバランスをとれないからです。
カーテンに上って、下りられずそのまま落下し亡くなるケースもあります。
カーテンは結んで上にあげておくなど対策が必要です。
家具裏などの狭いところ

ハムスターは狭くて暗いところを好みます。
家具裏に入り込んだら、見つけられますか?出てこなかったらどうしますか?
家具を動かそうにも、動かした勢いでハムスターをふんづけたら・・なんて考えるだけでぞっとします。
家具は壁にぴったりとっつけて入れないように塞ぎます。
人間がふんづける
これもよく聞く事故です。
ハムスターって動きがはやい。ぱっと飛び出てきたときに、驚いて体のバランスを崩し倒れる。そうして踏んづけてしまう可能性は大いにあります。
そうでなくても、うっかり踏んづけてしまったという事故も。
ハムスターと同じ空間にいるときは、座ったまま。歩き回らない。移動するときは、一歩一歩に気をつけてください。
コンセント、コード類

人間の生活環境に必ずあるのがコンセントとコード類。
齧れそうな穴があればかじるのがハムスター。コンセントの穴って結構危険です。こういったカバーがあると、安心できます。(小さいお子さんがいるお家でも活用されているみたいです)
また、電化製品のコード。コードを噛んで漏電し、感電死する危険があります。しかも、コードは通常床に置かれてますよね。ハムスターにかじってくださいと言っているようなもんです。
コード類は抜いてしまっておいてください。
食べかす、殺虫剤
ゴキブリホイホイなどの粘着系の虫対策グッズに捕まるなんてケースも聞きます。
こういった虫対策グッズって、多くは台所や洗面台などの水回り付近ですよね。
あらかじめ置いてある場所がわかっているはずなので、そこには近づかせないように仕切りをしてみてはいかがでしょうか。
さいごに
ハムスターをケージ外に出すというのは、危険が付きまといます。
方法を間違えると、ハムスターがけがをしたり、余計にストレスをあたえることも。
を確認したうえで、
部屋んぽをしたいですね!
それでは!
まおみ