
さん
『ルックルックフォーチュン』っていうケージ、実際どうなの?
という方へ。
ハムスターのケージ選びって、悩みますよね!
ウチでもいろんなケージを試してきました。
その中でも、今回は
について解説していきます。
この記事を読めば、ハムスターを安全に飼育するためにピッタリのケージが分かるようになります。


当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪

『ルックルックフォーチュン』の正直な感想をお伝えします!

超正直なレビュー!
ぜひ最後まで読んでくださいね♪
ハムスターのケージ『ルックルックフォーチュン』とは

(※上記写真にエサ入れが写ってません・・なくしてしまいました・・)
スカイルームがある2階建てのケージ
ルックルックフォーチュンは、SANKO(三晃商会)さんのケージです。
特徴は、「飼育の基本的な用品がそろったセット」ということです。

なるほど、確かにホイールや給水器がついていて、すぐに飼育を始められそうなセットやね。

初めて飼う人には魅力的かも!
そして最大の魅力としては、2階部分に「スカイルーム」という別室があります。

1階と2階をつなぐパイプを通って、ハムスターが「スカイルーム」に出入りできます♪

このスカイルームは取り外しができるので、ここからハムスターを外に出すこともできるよ。
ゴールデン用・ドワーフ用のサイズ展開がある
この『ルックルックフォーチュン』には、
があります。

商品名の後に、「G」か「D」が書いてあるよ!
※ドワーフハムスターはジャンガリアンはロボロフスキーなどの小さな種類の総称です。

ドワーフ用のルックルックフォーチュンの大きさや付属品はこんな感じ↓
コンパクトにまとまっていて、場所も取らないので

さん
ウチの部屋、広くないしなぁ。
という方でも使いやすいです。
ただ、はむねこ家としては、ハムスターの遊ぶスペースが足りなくてストレスがたまらないか心配。

もう少し全体的に大きい方が嬉しいかな。
『ルックルックフォーチュン ミニ』はオススメしない
『ルックルックフォーチュン』には、商品名の最後に「ミニ」と付くコンパクトサイズもあります。
ですが、これはオススメできません。

これだけで飼うには、あまりに狭すぎる・・
ただ、もしケージ本体は『ルックルックフォーチュン(ミニ)』でも、ジョイントのトンネルをつなげて大きくする場合はアリだと思います。

ジョイントのトンネルについては、後で紹介しますね。
狭すぎる環境でハムスターを飼育していると、ハムスターのストレスが溜まってしまうので、ケージのサイズには注意しましょう。
>> ハムスターのストレス解消法9選!発散させないと死亡することも。
ハムスターのケージに『ルックルックフォーチュン』を使ってみた

ここからは、はむねこ家で『ルックルックフォーチュン』を実際に使ってみた感想などのレビューをしていきたいと思います。
購入した経緯
はむねこ家がこの『ルックルックフォーチュン』を購入したのは、2代目ジャンガリアン「きゅーちゃん」をお迎えしたときです。


初代のハムスターのときは、あまり写真を撮ってなかったね。

コンパクトにまとまっていて、でも写真も撮りやすいケージは無いかな?
ということでケージ探しをした結果、

『ルックルックフォーチュン』の2階のスカイルームでキレイに写真が撮れるんじゃない!?
ということで購入しました!
使って分かったメリット
『ルックルックフォーチュン』を実際に使って感じたメリットについて解説していきますね。
① 見た目が可愛い

まず感じたことは、

思ってたよりも可愛い見た目だね!!

オレンジの色合いも優しくて良い感じ♪
『ルックルックフォーチュン』にはいくつか色のバリエーションがありますが、はむねこ家は「オレンジ」を選びました。
ネットで商品画像を見ている感じでは、他のカラーも優しい色合いでオシャレでした。
コテコテした色じゃなくてよかったです(笑)
② 飼育に必要なものが揃っている
『ルックルックフォーチュン』は「 飼育の基本的な用品がそろったセット」と謳われているとおり、
など、ハムスターを飼育するのに必要なモノがついています。

さん
初めてハムスターを飼うから、何を揃えたら良いのか分からないなぁ。
という方には嬉しい内容です。


付属の給水器は、ケージの上から外せます。

お水の交換が簡単だね♪
③ 2階で生活の様子を観察できる
「ルックルック」という名の通り、『ルックルックフォーチュン』は透明なケースなのでケージ内の様子を見やすいです。
とくに2階部分の「スカイルーム」は中が良く見えるので、愛らしい様子などを見れたら嬉しいですよね。


飼い主としては嬉しいね!!丸見えだから、ハムスター的には安心しにくいかも?

可愛くてついみちゃうんやけどね~~!
ハムちゃんが家に慣れてくれるまでは、覗きすぎ注意です!
ハムスターをおウチにお迎えしたら、しばらくは怯えていたり、警戒心が強かったします。
なるべく早く飼育環境に慣れてもらうためには、気を付けたいことがいくつかあります。
>> ハムスターのお迎え1週間の過ごし方【気を付けることは3つ!】
④ 昇り降りで運動不足になりにくい
『ルックルックフォーチュン』は2階部分があり、ハムスターはパイプを登ったり降りたりします。
これだけでも結構な運動量になるので、ハムスターの運動不足を解消することができます。

本来のハムスターの活動量は、私たちの想像をはるかに超えますよ。

できるだけ思い切り運動できる環境にしてあげたいね。
野生のハムスターは、ごはんを手に入れるため、毎晩3~8キロ走り続けます。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
ペットとして飼われているハムスターも、運動能力は野生のハムスターと同じくらいあるので、しっかりと運動させる必要があります。
もし、運動不足の状態が続いて肥満になってしまうと、さまざまな病気を引き起こす原因になります。
>> 【ハムスターの肥満】なぜ太る?3つのダイエット法でおデブ解消!
⑤ 拡張して広くできる
『ルックルックフォーチュン』は、ケージの両端にパイプをつなげて拡張することができます。

拡張するために使用するパイプなどは、同じメーカーのSANKO(三晃商会)さんから沢山販売されています。


これを使って別室を作ったり、砂浴び場を作ったり。
ちなみに、この「砂浴び場」もSANKOさんの商品です。

ハムスターが暴れても、砂が外にこぼれないのでオススメ♪
このように自由自在に拡張できて、カスタマイズしやすいのは魅力的です。
ハムスターのケージ『ルックルックフォーチュン』の正直な口コミ

使って分かったデメリット
はむねこ家でしばらく『ルックルックフォーチュン』を使ってみて、

ここはイマイチかも・・
と感じたことを正直にお伝えしていきます。
① 高齢ハムスターには危険
飼っているハムスターが高齢になってきても『ルックルックフォーチュン』を使い続けるのは少しキケンだと感じます。

その理由は、やはり2階部分への昇り降りです。
足腰が弱ってきた高齢のハムスターは、踏ん張りがきかなくて転落してしまう可能性があります。
はむねこ家としては、ハムスターが高齢になってきた場合は、ケージ内で昇り降りするような箇所をなくすバリアフリー化が必要だと考えています。

水槽タイプのケージを使うと、簡単にバリアフリー化できて安全ですよ♪
>> ハムスターが高齢になったら【ケージ編】水槽でバリアフリー化!
② 金網で不正咬合になるリスクがある
『ルックルックフォーチュン』は、いわゆる「金網ケージ」です。
金網ケージはやはり、
などの怪我が心配です。

前開き扉は、ジャンガリアン噛みやすい高さで、噛んだり登ったりすることも多いようです。

はむねこ家で飼っていた「きゅーちゃん」も、よく噛んでいました・・

ハムスターの安全を考えると、お迎えしたハムスターが噛んだりしていないか必ずチェックしないといけないですね。
いちどハムスターが不正咬合になると、治る確率は低いです・・

何度も「歯切り」のために通院することになります。

ハムスターにも飼い主にも負担がかかるね・・
>> 【ハムスターの不正咬合】治る?治療費は?3つの原因と対策。
③ 掃除しにくい
『ルックルックフォーチュン』には、スカイルームがあったり、昇り降りのためのパイプがあったりと、パーツの数が多いです。
SANKOホームページ ルックルックフォーチュンの取扱説明書より ルックルックフォーチュンのパーツリスト
この弊害として、掃除するときに手間がかかって大変・・というデメリットがあることに気づきました。

細かい構造のものが多くて、洗うのが少し億劫でした(笑)
④ 2階部分の通気性が悪い
『ルックルックフォーチュン』の2階部分であるスカイルームの通気性が悪いことも気にかかります。
スカイルームをトイレにしたり、巣にしたりして過ごすハムちゃんは多いです。
例外なく、「きゅーちゃん」も1階に巣箱があるにも関わらず、スカイルームで寝たり、ご飯を食べたり、まるで巣箱のように使っていました。

天井が低くて横に広いので、安心できるのかな?
ですが、このスカイルームでトイレをしたりすると、通気性が悪いため、湿気でスカイルームの蓋の部分に水滴がついたり、臭いがこもったりします。

カビがはえる原因にもなりますし、問題です。
通気性が悪いと、巣穴の中の湿度が上がってしまい不衛生になります。
頻繁にスカイルームのフタを開けて換気する必要がありそうです。
>> 【ハムスターの湿度対策】夏の湿度を下げる方法3選と冬の乾燥対策
⑤ 付属の回し車が小さい

商品に付属している回し車のサイズが小さいことも気がかりです・・

静音性に優れた『サイレントホイール』なのは嬉しいんだけどね。
ドワーフ用の『ルックルックフォーチュン(D)』に付属している回し車『サイレントホイール』は、ホイール径12cmです。
こどもの小さなジャンガリアンハムスターなら問題ありませんが、あっという間に成長し、すぐに回し車が小さくなります。

サイズが合わない回し車はケガのもと。背中が反って負担がかかるよ。
ちなみに、メーカーであるSANKOさんにお問合せしたところ、別売りの『サイレントホイール15』に付け替えることはできないそうです・・
ネット上の商品の口コミ
はむねこ家としてのレビューだけでなく、ネットにある口コミも紹介しておきますね。
ハムスターを飼うことになり購入しました。上の小部屋にも結構移動します。エサをあげるときに小部屋の蓋をあけると寄ってくるので直接あげることができ良かったと思います。
Amazon ルックルックフォーチュン 商品レビュー ページより
すごく良いと言うわけでもなく、悪くもないです。ただ、掃除はやりづらいです。ハムちゃんと遊ぶ時、出し入れはしやすいです。
Amazon ルックルックフォーチュン 商品レビュー ページより
商品のレビューを見ていると、

さん
まぁまぁ良い。
という感じの口コミが多い印象です。
星の数でいうと、5が満点だとすると「☆4」くらいでしょうか。

初心者さんが、気軽に必要なものを揃えられるのが最大のメリットかな!
水槽ケージの方が安全かも
ここまでの口コミを総括すると、はむねこ家としては「水槽ケージを使う方が安全」という結論に至りました。

ルックルックフォーチュンを長期で使用した結果、はむねこ家のジャンガリアン『きゅーちゃん』も金網部分をよく噛んでいる姿を見たので、不正咬合のリスクは否定できません。
また、2階のスカイルームで寝て過ごすようになってしまい、衛生面や落下事故も心配・・

もともと地上・地中で暮らすハムスターにとって、上下の運動は苦手。

降りるのに失敗してケガしても可愛そうだし・・
「きゅーちゃん」の場合は、高齢になる前の元気な時期にルックルックフォーチュンを使用していたので、問題なく登ったり下りたりしていましたが。
ハムスターの安全を最優先するなら、2階建てのケージは避けた方が良かったのかな、と感じます。
はむねこ家としては、いまでは『ルックルックフォーチュン』ではなく、水槽タイプのケージを愛用しています。

水槽だと、ケガのリスクがないから安心して飼えます。

インテリアにも馴染んでオシャレだしね!


さん
特に「金網タイプのケージ」にこだわってるワケじゃないよ。
という方でしたら、ぜひ水槽ケージも検討してみてください♪
>> ハムスターには水槽ケージがオススメ!3つの理由で楽しく飼える♪
ハムスターのケージ『ルックルックフォーチュン』は子どもにオススメ【まとめ】

以上、ハムスターのケージ『ルックルックフォーチュン』の使用感と正直な口コミについてでした!!

やはり最大のメリットは「気軽に必要なものを揃えられるセット商品」ということ!!

初心者の方にはありがたいね!!
『ルックルックフォーチュン』を使う場合は、ハムスターがケガをしていないかなど、体調管理もしっかりしてあげてくださいね。
皆さんが素敵なハムスターライフを送れますように♪
ではまた!!