
さん
ウチのハムスター、いつもうんていしてるけど大丈夫かな?
という疑問をお持ちの方へ。
この記事では
について解説していきます。
この記事を読めば、ハムスターにうんていをやめさせて安全に過ごしてもらえるようになります。

当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てるために知っておきたい知識を発信しています。

うんていはキケンがいっぱい・・

ちゃんと対策してあげないとね!!
ハムスターがうんていをする理由

① お腹がすいている
ハムスターがお腹をすかせていて、うんていをしている可能性があります。
ハムスターが空腹を感じている場合、エサを求めてケージ内を隅から隅まで探索しようとします。
その流れで、足の踏み場になるもの(巣箱やトイレなど)にのぼり、そのまま天井の金網にぶらさがる、ということがよく起こります。

お腹がすいたら必死でエサを探すのは当然のことだよね・・
② 運動不足
ハムスターが運動不足により、うんていをしている可能性もあります。
ケージが狭かったり、普段から外に出して遊ばせてあげる習慣がない場合は、ハムスターが運動不足になっているかもしれません。
もともと野生のハムスターはとっても運動量が多い生き物です。
野生のハムスターは、ごはんを手に入れるため、毎晩3~8キロ走り続けます。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
ですので、たとえケージ内に回す車を設置していても、ハムスターにとってはまだまだ運動が足りていないこともあります。
運動不足により体力があり余ってしまい、とにかくケージ内を探索しまくった結果、うんていをしていることも考えられます。
③ ストレスが溜まっている
ハムスターがいまの飼育環境にストレスを感じていて、うんていをしている可能性があります。
こんな環境でハムスターを飼っていないか、チェックしてみてください↓
などなど。
ハムスターがストレスを抱えていると、

こんな場所いやだ!違うおウチを探すんだ!!
と探索をはじめてしまい、外に出られそうな金網にぶらさがっている、ということが考えられます。
>> ハムスターのストレス解消法9選!発散させないと死亡することも。
④ 好奇心旺盛だから
ハムスターがもともと好奇心が旺盛です。
幼いハムスターとなると、その傾向はさらに顕著です。
好奇心旺盛なハムスターは、特にネガティブな理由もなくケージ内をひたすら探索して動きつづけます。
その結果として、登れるところまで登っていき、金網などにぶらさがっている、ということも考えられます。
⑤ 脱走できる場所だと覚えたから
ハムスターが金網の部分を外に出られる場所だと覚えてしまい、何度も脱走を試みて金網に向かっている可能性もあります。
金網部分を外してエサやりなどのお世話をしているのを見てしまうと、

お、あそこは外に出られる場所なんだな!!
と覚えてしまい、外の世界を目指して金網にぶらさがってしまっているのかもしれません。
ハムスターは脱走場所を覚えられるくらい、意外と記憶力が良いです。
>> ハムスターの記憶力はどれくらい?飼い主を認識してもらうには?
また、ハムスターにとって、脱走はうんていにも増してキケンなことだらけなので、しっかりと対策をしてあげる必要があります。

さん
ウチの子、うんていが癖になってる・・
という方は、
>> ハムスターが脱走!?捕まえ方と予防策【すぐにすべき5つの対処】
の記事にもぜひ目を通しておいてください。
ハムスターのうんていによる危険

落下によるケガ
ハムスターがうんていをすることによる危険の代表として、落下によるケガが挙げられます。
力強く金網にしがみついているハムスターでも、急に力尽きてボトンっと床に落下することがほとんどです。
落下によって骨折や不正咬合などになり、ハムスターを動物病院に連れていかないといけなくなります。

病院に行くこともハムスターにとって負担になります。

ケガと通院で、2重のストレスに・・
落下してケガをすると、ハムスターにとっては大きな負担になりますし、寿命を縮めてしまうことにもつながります。
あとで紹介する対策を講じて、しっかり防いであげましょう。
ハムスターの落下事故については、こちらの記事↓にまとめています。
>> 【ハムスターの落下事故】元気?大丈夫?いいえ、すぐに動物病院へ。
ストレスがたまる
ハムスターはエサを求めていたり、外の世界に出たいと感じてうんていをしていることがほとんど。
ですが、どうしても外に出られないという状況が続くことで、精神的に大きなストレスとなってしまいます。
ハムスターはストレスに弱い生き物ですので、この状態を放置すると病気につながってしまう可能性もあります。
金網に手足が挟まりケガをする
金網が細かい場合や、金網とケージ本体の間に隙間がある場合に、ハムスターの手足が挟まってケガをしてしまうことがあります。
とくに、手足が挟まった状態で力尽きて体が落ちてしまうと、手足に大きな負担がかかりとってもキケンです。
これも骨折につながるかもしれません。
後で紹介する方法で対策をしっかりしてあげましょう。
ハムスターのうんてい対策

エサやりをしっかりと管理する
ハムスターへのエサやりは、時間と量を決めて定期的に与えてあげましょう。
不足したエサを求めて外の世界を目指してしまうことを防いであげます。

残っている古いエサは取り除いてね!!
また、少量のおやつ(ひまわりの種など)を床材の下に隠してあげると、ハムスターが野生でエサを探しだす行動を模倣してあげられるのでオススメです。
運動不足を解消する
ハムスターの運動不足を解消して、金網部分から外に出ようとすることを防ぎましょう。
運動不足を解消する方法としては、こんな感じ↓
回し車は、ハムスターの体の大きさに合わせて選んであげましょう。
サイズが合っていないと、背中が反って負担がかかったり、うまく走れなかったりと、ハムスターにとってストレスになってしまいます。
ハムスターを外に出して遊ばせる場合は、時間を決めてメリハリをつけて遊びましょう。
ながながと触れ合うことはハムスターにとってストレスになります。
あまり長い時間散歩させず、時間を決めてケージに戻します。時間は最大でも30分程度に。
三輪恭嗣(監修)『かわいいハムスターとの暮らし方』(ナツメ社/2017)
外に出すときは、ハムスターが逃げてしまわないように工夫が必要です。
はむねこ家で愛用していた小動物用のサークルがあれば、飼い主も中に入って一緒に安心して遊べます。


使わないときはコンパクトにたためるから、オススメだよ♪
また、「部屋んぽ」によりハムスターの運動不足を解消する方法もあります。
が、はむねこ家では実践していませんでした。
「部屋んぽ」は室内の危険をしっかり取り除いて環境を整えてあげられる家庭にしかオススメできません。
詳しくは、コチラの記事↓にまとめていますので、合わせてご覧ください。
>> ハムスターの散歩はサークルで!部屋んぽには注意点が5つもある
ケージを清潔にする
ハムスターが別の清潔な環境を求めて金網にぶらさがる、ということを防ぐために、定期的にケージを掃除して清潔にたもってあげましょう。
床材やトイレの砂を交換するときには、完全に入れ替えるのはやめましょう。
少しだけ古いものを混ぜてハムスターの匂いを残してあげることで、ハムスターが自分の縄張りとして認識でき、安心できます。

掃除の習慣があれば、臭いも気にならないから一石二鳥♪
ケージを変える
ハムスターのうんていを防ぐベストな方法はズバリ、ケージを変えることです。
そもそも金網部分がなくて、高いところに登れるような台がなければ、ハムスターが落下してケガをするような危険すらありません。
はむねこ家では、水槽タイプのケージを愛用しています。
水槽ケージで飼うようにしてからは、ケガなどのトラブルを経験することは一切ありませんでした。

しかもオシャレ♪

水槽ケージにすると、ハムスターの写真を綺麗に撮りやすい、などメリットがたくさん!
ちょっとここで説明しきれないので、
>> ハムスターのケージは水槽がおすすめ!7つの理由【安全・おしゃれ】
の記事を見てもらえたら♪
ハムスターのうんていは危険だから対策して防ごう【まとめ】

以上、「ハムスターがうんていをする理由と対策の方法」でした!

うんていは危険でいいこと無し。

ケージを変えるのがいちばん安全だね!
ハムスターがケガをすると、ハムスター自身も可哀そうだし、通院のために飼い主さんにも負担がかかります。
今回ご紹介した方法で、皆さんが素敵なハムスターライフを送れることを願っています♪
ではまた!