さん
ウチのハムスター、よくトイレで寝るけど大丈夫?
どう対処すればいいの?
という方へ。
トイレで寝ているハムスターの姿を見ると、「こんな所で寝る習慣がついてて大丈夫なのかな?」と心配になりますよね?
人間では考えられないことですし(笑)
この記事では、ハムスターのトイレ睡眠にお悩みの方に向けて、トイレで寝ないようにする対処法をシェアしたいと思います。
この記事を読めば、ハムスターがトイレで寝るのをやめさせて、巣箱で寝てもらうための方法が分かります。
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
トイレで寝る原因の多くが、巣箱の問題にあります。
飼育環境をもういちど見直してね!
ハムスターがトイレで寝る理由
① 部屋が暑いから
ハムスターがトイレで寝ている理由のひとつ目はコレ!
ハムスターが暑さを感じているために、ヒヤッとして気持ちいいトイレの砂の上で寝ているということ。
特に、「夏場になってからハムスターがトイレで寝るようになった」という場合は、このパターンの可能性、大です!
あ~、暑いぜぇ、、
これは、ハムスターを飼っている部屋でエアコンをつけるなどの温度管理をしていない場合に多いです。
ハムスターには汗腺がないので、汗をかいて体温を下げるという調節ができません。
なので、ヒンヤリするトイレ砂に体をくっつけて体温を下げようとしているのです。
(ケージの床にペッタリと張り付いていることもあります・・)
自分で汗をかけないのに、暑い飼育環境で過ごさないといけないなんて、可哀想ですよね。
暑がっているハムスターを放置していると、熱中症になってしまうかもしれません・・
まずはハムスターを飼育するお部屋が暑くなっていないか確認するために、温度管理をしましょう!!
とは言っても、
さん
温度管理って、何すればいいのか、よく分からない。
という方も多いと思います。でも大丈夫!難しく考える必要はありません。
とりあえず、ハムスターのケージに温度計をつけてあげて!
(ちなみに、湿度も計れる商品だと、よりGOOD♪)
温度・湿度ともに計れるオススメはコレ!↓
\引っ掛けるだけでカンタン設置♪/
インテリアになじむので人気です♪
はむねこ家の場合、夏場は室温が24~26度になるようにエアコンで調節しています。
お部屋の温度が30度を超えてたら地獄だぜ・・
② 巣箱より居心地が良いから
ハムスターが巣箱よりもトイレの方が居心地が良いと感じて、トイレで寝ている場合もあります。
さん
トイレの方が居心地がいい?そんなことがあるの?
とビックリするかもしれませんね。
どちらかと言うと、「トイレが居心地が良い」というより、「巣箱の居心地が悪い」と表現した方が理解しやすいと思います。
などが考えられる原因。
巣箱に居るのが嫌だから、トイレに避難しているかもしれません。
トイレも身を隠せる構造だから、巣穴として使いやすいもんね。
ここから、巣箱の居心地が悪くなる原因について、もう少し詳しく確認しておきましょう。
巣箱が汚い
巣箱が汚くて不衛生になっている場合、
こんなおウチには居てられない!!
と巣箱を使うのを拒否してトイレに逃げているのかもしれません。
しばらく掃除をするのを忘れていませんか?
さん
ギ、ギク・・
まずは巣箱の衛生状態を確認してみましょう。
巣箱やケージの掃除をサボっていると、においがキツくなったりします・・
風通しが悪い
ケージ内の風通しが悪くてジメっとしている場合、巣箱の中よりもトイレの方が少しは快適でしょう。
という場合は、湿気対策をしてみましょう。
具体的には
などが有効です。
ちなみにサーキュレータなどは、直接ハムスターに風を当てても意味がありません。
ハムスターには汗腺がないので、涼しく感じることはないです。
あくまで、ケージ内のカビを防ぐために風を通すという意味です。
\清潔なケージでハムちゃん長生き♪/
巣箱のサイズが合っていない
ハムスターの体格と巣箱のサイズが合っていないために、トイレのサイズの方がピッタリに感じて、トイレで過ごしている可能性もあります。
(※ドワーフハムスターとはジャンガリアン・ロボロフスキーなどの小さい種類の総称です。)
改めて、巣箱のサイズがハムスターに合っているか確認してみてください!
③ 巣箱より安心できるから
ハムスターにとって、巣箱よりもトイレの方が安心できる空間だからトイレで寝ているという場合もあります。
自分のニオイがする
ハムスターは嗅覚が優れていて、おしっこのニオイで自分の縄張りを認識することもできます。
つまり、自分のニオイがついたトイレ砂があると安心できるということ。
トイレの掃除をするときには、古いトイレ砂を少しだけ残しておくのがオススメです。
自分の臭いが残っているおかげで、
このトイレは俺のテリトリーで間違いないな。
と縄張りを確認しやすく、安心できるからです。
問題は、巣箱では安心できないってこと。
ハムスターは本来、自分が寝る部屋とトイレを分けて暮らしています。
なので、巣箱が安心できる空間になっていれば、トイレではなく巣箱でちゃんと寝るようになります。
(巣箱をハムスターの安心できる空間にする方法は、あとで紹介しますね!)
飼い主の目線
巣箱よりもトイレの方が飼い主の目線につきにくい場合、ハムスターはトイレで過ごす方が安心できることもあります。
家で過ごしている姿を他人に観察されるような状態では、安心して暮らせません・・
あんまりジロジロ見られると安心できない・・
人間でも同じですよね?
巣箱は飼い主から見えやすい位置に置かれやすい一方で、トイレはケージの角に置くことが多いです。
その結果、トイレの方がうまく隠れられて安心しているのかもしれません。
④ 警戒心が弱い性格だから
ハムスターがトイレで寝てしまう理由に、警戒心が弱い性格でどこでも寝てしまう個体だからということも考えられます。
ハムスターは性格の個体差が大きいため、個性によっては警戒心がとても弱い子がいます。
たまに居ますよね、どこでも寝てしまう子(笑)
え、呼んだ?
この場合は、トイレで寝ていても特に心配する必要はありません。
性格なので、どうしようもないです(笑)
警戒心が弱い性格のハムスターの場合は、きっとトイレ以外でも野良寝をしていることでしょう。
⑤ トイレの場所を決めていないから
まだハムスターが飼育環境に慣れていなくて、トイレの場所を決められていないことも考えられます。
本来、野生のハムスター習性として「自分の暮らす巣穴とは別に、トイレ用の部屋を用意する」ということがあります。
とても綺麗好きだよね!!
ハムスターが環境に慣れていれば、自分でオシッコをする場所を決めて、いつも同じ場所でするようになります。
まだ飼い主が用意したトイレを「おしっこをする場所」として認識できていないために、トイレを寝る場所にしているのかもしれません。
ハムスターがトイレで寝るときの対処法
ハムスターがトイレで寝るときの対処法について解説していきます。
暑さ対策をする
まずは、ハムスターを飼っている部屋のエアコンをつけるなどして、温度管理(暑さ対策)をしてあげましょう。
エアコンで冷房をつける以外にも、金属製のひんやりグッズをケージ内に設置してあげるのも効果的ですよ。
こういうやつ↓
\ヒンヤリ、気持ちいい♪/
ひんやりグッズにピタっと体をくっつけて涼んでいるハムスターの姿も可愛いですよ♪
巣箱を安心できる環境にする
お部屋の温度管理ができている場合は、巣箱を安心できる場所にしてあげる対策をしましょう。
巣箱を掃除する
巣箱の掃除をサボっていませんか?
さん
ギクっ。
とりあえず巣箱の掃除をしてみて、それでもトイレで寝る習慣が続くのかどうか様子を見てあげてください。
週に1回を目安に。
巣箱の掃除をするときは、古い巣材(床材)を少し残して、新しいものに混ぜてあげましょう。
自分のニオイが残っているほうが、ハムスターが自分の縄張りだと認識できて安心できるのです。
クンクン。よし、ぼくのおウチだ。
巣箱のレイアウトを変える
ハムスターが安心して過ごせるように、巣箱のレイアウトを変えるのも効果的です。
具体的には、巣箱の入り口を飼い主が覗き込める方向に向けないことが大切です。
さん
ハムスターが巣箱で寝てる姿も見たいのになぁ。
その気持ちは分かりますが、彼らのプライバシーも尊重してあげましょう。
そうだそうだ。
人間でも、玄関のドアを開けているタイミングで、ご近所さんが通りかかって家の中を覗いていたらイヤですよね・・
巣箱はハムスターにとって、絶対的に安心できる場所にしてあげる必要があります。
巣箱の正面が飼い主から見えにくいように、配置してあげてくださいね!
\インテリアに興味がある飼い主さん必見♪/
巣箱を変える
巣箱そのものを、ハムスターが安心できるものに変えてみるのも有効です。
ハムスターが隠れるスペースのない巣箱だと、どうしても安心させてあげにくいです・・
そんな条件を満たす巣箱として、はむねこ家が愛用しているのが、マルカンさんの「ハムちゃんの2階でごはん」です。
嬉しいメリットがいっぱい!!
しかも、天然の木材でできているので、ハムスターがかじってストレスを解消することもできます♪
ぜひ、試してみてください。
\階段下にスッポリ隠れて、安心空間♪/
「ハムちゃんの2階でごはん」の巣箱のレビュー記事↓もありますので、どうぞ♪
トイレをしつける
ハムスターにトイレの“しつけ”をして、
ココは、寝る場所じゃなくて、おしっこする場所なんだな!!
と、しっかりと認識させてあげることも大切です。
ハムスターはもともと、自分の暮らす巣穴とは別にトイレ用の部屋を用意する習性があります。
つまり、ハムスターはトイレの場所を覚えることができるのです。
さん
トイレのしつけ方はどうすればいいの?
という方は、ハムスターのトイレのしつけ方を詳しくまとめた、こちらの記事↓をご覧ください。
ハムスターがトイレで寝るのをやめない場合
安心している証拠
どれだけトイレで寝る対策をしても、ハムスターがトイレで寝てしまう場合、ハムスターが飼育環境にとても安心している証拠とも言えます。
巣箱以外で眠れるということは、今いる環境に安心しているということです。警戒しているところでは、むやみに外で眠ったりできませんからね。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
ハムスターの個性や性格にもよりますが、
さん
もう、これ以上できる対策は思いつかない・・
という場合は、「ハムスターが安心できているんだな」と割り切って、可愛い寝姿を堪能させてもらいましょう(笑)
ぐっすり寝てるから、写真が撮りやすくて助かる(笑)
トイレを別で用意する
飼育環境に問題がなく、ハムスターが安心してトイレで寝ている場合は、もう一つ別にトイレを用意してみるものアリかと思います。
いま使っているトイレを
ここは僕の別荘なんだ!
と認識している場合、おしっこをするための専用スペースが無いことになります。
使ってくれるかどうか分かりませんが、追加でトイレのスペースを用意して、ちゃんとトイレ用として使ってくれれば衛生面も安心です♪
ハムスターがトイレで寝る姿も可愛い
以上、ハムスターがトイレで寝る理由と対処法についてでした!!
まずは、飼育環境に問題がないか確認だね!!
「巣箱の向き」など、レイアウトを変えるだけでもハムスターの快適度は大きく変わります!
さん
トイレで寝るのは、レイアウトのせいかもしれないなんて!
と驚かれた飼い主さんも多いと思います。
ハムスターが安心に暮らせるかどうかは、飼い主へのなつきやすさにも関わりますので、軽視してはいけませんよ!?
対策してもトイレで寝るなら、割り切ろう(笑)
皆さんが素敵なハムスターライフを送れますように♪
ではまた!!