さん
ハムスターの視力ってどれくらいなの?
という疑問をお持ちの方へ。
ハムスターは視力が弱いって聞いたけど、実際どれくらい見えているのか、気になりますよね。
わたしたち「はむねこ家」でも、「飼い主のことは認識できているのかな?」と疑問に感じて、いろいろと調べました!
この記事では、ハムスターの視力について分かったことを詳しくシェアしていきます♪
\ハムスターの視力が気になる方へ/
この記事を読めば、視力が弱いハムスターと、どのように接すればいいのかが分かります。
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
視覚でほとんどの情報を得ている人間とは、ぜんぜん違う感覚なんだろうね!
ハムスターの特徴をしっかり理解しておこうね♪
ハムスターの視力は弱い
近眼
ハムスターの視力はとても弱いのですが、視力の弱さの種類としては近眼になります。
つまり、ほんとに近くのものだけは見えるけど、少しでも離れているものはほとんど見えていないということ!
わたしたちは近眼なので、遠くのものはほとんど見えません。近くも、20センチほどの範囲しか見えないのですが・・
<中略> これだけ視力が弱いので、視覚には頼らずに生活をしています。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
わたしも視力が弱いけど、きっと私には想像できないくらい見えてないんだろうなぁ。
夜行性動物
ハムスターの視力が気になっている方でしたら、ハムスターが夜行性の動物だということはご存知だと思います。
そして、ハムスターは視力が弱いという話を聞いて
さん
見えていないのに、どうやって夜に行動しているの?
という疑問が湧いてくると思います。
視力が良くないハムスターが夜に活動できる理由は、「桿体(かんたい)」という光を認識するための細胞が発達しているからです。
視界はぼやけていても、明るさには敏感なんだね!!
野生だったら、月明かりくらいで十分に光を感じられそうだね!
ハムスターを飼ううえで、野生での暮らしについても知っておくと、ハムスターのお世話の理解が深まりますよ。
>> 【野生のハムスター】ペットと違うところ5選!出身地や歴史も解説
嗅覚・聴覚が発達している
でも、いくら光を認識する能力が優れているからといって、ぼんやりした視界でどうやってエサを見つけているのでしょうか。
それを可能にしているのは、ハムスターの優れた嗅覚です。
臭いに敏感だから、エサに気付けるんだね!
嗅覚だけでなく、ハムスターは聴覚も優れているので、嗅覚と聴覚を巧みに利用して、弱い視力を補っています。
逆に、大きな音やキツイ臭いはストレスになってしまうから、飼育するときは注意が必要です!
ハムスターはデリケートでストレスに弱い生き物なので、日常の生活で発生する大きな音や臭いには気を付けましょう。
ハムスターのストレス対策については、こちらの記事↓にまとめています。
>> 【ハムスターの飼い方】ストレス解消法9選!発散させて死亡を防ぐ。
動体視力が優れている
ハムスターは視力が弱いですが、実は動体視力は優れているんです!
つまり、すばやく動くものを認識する能力が高いということ。
自然界で襲ってくる敵やエサになる動物を察知するのに必要な能力だね!
ですので、逆にハムスターのお世話をするときには、なるべく手をゆっくり動かしたりして、無駄にハムスターを驚かせたり刺激しないように気を付けましょうね。
視野が広い・立体感は分からない
ハムスターは視力が弱いですが、視野はとても広いです。
ハムスターの全体視野は270~300度と広いですが、両目が重なった部分は60~75度とせまめ。そのため、ものの距離を正確につかむことが苦手です。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
眼球が少し飛び出ているから、周りを見渡しやすいんだね!
もともと視力が弱いから、立体感は分かりにくくても困らなさそうだね。
体の真後ろは死角になるので、ハムスターのお世話をするときは死角に手を入れるとビックリさせてしまいます。
ハムスターを驚かせないように気を付けましょう。
色覚がない(モノクロ)
ハムスターには色覚がないので、色で周囲の情報を認識す力はありません。
ですので、
さん
カラフルなトンネルを用意したよ!楽しいね~~♪
と飼い主がご機嫌になっていても、実はハムスターにはわかっていないのです(笑)
カラフルにして楽しいのは、飼い主だけ・・
なんだか切ないね(笑)
ですので、もし
さん
ハムスターが楽しめるようにカラフルなケージにしたい!
という理由なら、飼育環境をカラフルにする必要はありません。
飼い主が好きな色合いに仕上げましょう♪
ハムスター回し車やトイレなどは、カラフルな商品も多いですが、ホワイトなどの落ち着いた色もオシャレですよ!
ハムスターの視力で気を付けること
① 落下事故に注意
ハムスターは視力が弱いため、もし高い位置にあるテーブルの上にいても自分の位置を認識できません。
つまり、ハムスターは高い場所からの落下事故を起こしやすいです。
ケージから出して遊ぶときは、注意しようね!!
お部屋の散歩中に、カーテンによじ登って落下するという事故もよく起こります。
万が一、ハムスターが落下事故を起こしたら、すぐに動物病院へ連れていってあげてくださいね。
>> 【ハムスターの落下事故】元気?大丈夫?いいえ、すぐに動物病院へ。
② 飼い主を視覚で認識できない
ハムスターが視覚による情報が少なく、ほとんど視覚の情報を記憶していません。
ですので、
さん
そろそろ私の顔、覚えてくれた?
とハムスターに問いかけても、無意味です(笑)
ハムスターは飼い主のことを「見た目」ではなく、「ニオイ」で覚えます。
ハムスターに覚えてほしかったら、香水とか付けない方がいいよ!
ハムスターに飼い主を覚えてもらう方法についての詳細は、こちらの記事↓をご覧くださいね。
>> ハムスターの記憶力はどれくらい?飼い主を認識してもらうには?
③ アルビノの視力はさらに悪い
ハムスターのなかで、アルビノと呼ばれる色素を持たないタイプは、さらに視力が弱いので注意が必要です。
アルビノのハムスターはとても珍しいです。
飼うなら、アルビノならではの気を付けたいことがありますよ。
アルビノのハムスターを飼育するための注意点については、こちらの記事↓をご覧ください。
>> ハムスターのアルビノって?弱いの?寿命は?3つの性質と注意点
ハムスターの目の病気【白内障】
ハムスターは体がデリケートでさまざまな病気にかかりやすいです。
目の病気としては白内障にかかる子も少なくありません。
白内障になると、レンズの役割を担っている水晶体がにごってしまい、視力が低下してしまいます。進行すると失明することもあります。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
白内障になってしまう原因としては、
などが挙げられます。
ただ万が一、ハムスターが白内障によって失明してしまっても、人間の失明ほど悲観しなくても大丈夫そうです。
もともと視覚に頼らずに生活しているハムスターにとっては、日常生活にあまり支障をきたさないみたい。
ハムスターは視力以外が発達している【まとめ】
以上、ハムスターの視力の弱さと注意点についてでした!!
視覚に頼らない生活って、人間には想像しにくいね。
視力が弱いハムスターのために、しっかり配慮してあげようね♪
皆さんが素敵なハムスターライフを送れますように♪
ではまた!!