さん
ハムスターに腫瘍ができたみたい。手術しないとダメ?
とお悩みの飼い主さんへ。
この記事では、
についてお話していきます。
この記事を読んでいただき、いま飼っているハムスターの手術・治療をどうするべきか、ご自身でしっかりと考えていただければと思います。
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
ハムスターが病気になったら、辛いよね・・
手術する・しないの選択をするのも、また辛いです。
ちなみに、はむねこ家が今まで飼ってきたハムスターの中で、腫瘍ができてしまい、闘病の末に亡くなったハムスターがいます。
(2代目ジャンガリアンハムスター「きゅーちゃん」)
そのときは色んな理由を考慮して「手術を受けない」という選択をしました。
ですので、この記事は「手術を受けた」経験がない人間が書いていることになります。
「手術を受ける」選択については、知人のお話を参考に執筆しています。
一生懸命、調べて書いたから、最後まで読んでね。
ハムスターに手術を受けさせるのは難しい
腫瘍ができてしまったハムスターに手術を受けさせるかどうかを考える前に、そもそもハムスターに手術を受けさせるのは難しいというお話をしておきます。
ハムスターを診れる獣医師は少ない
この記事をご覧になっている方で、これまでに飼っているハムスターを動物病院へ連れて行ったことがない人もいるかと思います。
そういう方に向けてご説明すると、
という現実があります。
さん
近所に動物病院があるから大丈夫!
と思っても、安心できません。
多くの動物病院が「犬」「猫」を専門としていて、ハムスターなどの「エキゾチックアニマル」と呼ばれる小動物を診ることができる獣医師さん・動物病院は少ないのです。
飼育されている数が少ないから、専門家が少ないのは仕方ないね・・
さらに、「エキゾチックアニマル(小動物)も対応できます」とホームページに記載されている動物病院でも、「エキゾチックアニマルの専門家」がいるとは限りません。
つまり、本当にハムスターのことに精通しているエキゾチックアニマルの専門家に診てもらいたくても、通える範囲に居ないというパターンも結構あるのです・・
簡単な診療ならまだしも、手術となると専門家に任せたいよね。
とりあえず、ハムスターに手術を受けさせる・受けさせないを考える前に、通える範囲に「ハムスターに詳しい(詳しそうな)動物病院」がないか調べてみましょう。
ちなみに、はむねこ家の場合は車で5分くらいの場所にエキゾチックアニマルに詳しくて、しかも親切な動物病院があります。
理想を言えば、通える範囲に動物病院があるかどうか確認してからペットを飼うべきです。
ハムスターの手術代は高額
通える範囲にハムスターの専門家がいたとして、次に問題になるのが、「ハムスターの手術代が思ったより高額」ということがあります。
さん
高額ってどれくらい?
という疑問を誰もがお持ちになるでしょう。
これは動物病院ごとに全然違う値段になるので、一概には言えませんが10万円くらいは掛かるつもりでいた方が良いです。
これを高い・安いとみるかはご家庭によると思います。
はむねこ家で経験した医療費の例は、こちらの記事↓にまとめています。参考までにご覧ください。
ただ、ハムスターを飼われている家庭は、子どもが「ペットを飼いたい」と言い出して、「寿命も長くないし安いから、ハムスターくらいなら」というパターンのことも多いです。
そのような考えでお迎えした場合は、
さん
ハムスターにこんなにお金が掛かるなんて・・
と手術代がかなり高額に感じてしまうのも無理はないです。
はむねこ家としては、このパターンでお迎えしていたとしても否定的ではありません。
家庭での生活費をやりくりする中で、何とか「子どもの教育のためにペットも飼ってあげたい」と頑張っておられる結果だと思います。
ハムスターが体力的に手術に耐えられない可能性も
ハムスターは体がとっても小さいので、手術による体力的な負担はとっても大きいものとなります。
特に1歳、1歳半を超えるような高齢ハムスターの場合は、特に体力面で不安があります。
ですので、言い方が悪いかもしれませんが、
を考える必要があるのです。
手術によって寿命が短くなってしまったら、元も子もない・・
動物病院で相談する
ハムスターの手術費用が高額であることをお話しましたが、あくまで参考程度です。病院によって全然値段が違ったりします。
ですので、
というのが良いです。
症状によっては、「手術じゃなくても治せる」可能性だってあります。
もし、まだ動物病院で診てもらっていないという場合は、獣医師さんに診てもらってとりあえず、どんな処置ができるのか可能性を聞いてみましょう。
動物病院にハムスターを連れて行くときは、いろいろと準備して安全に連れていってあげてね♪
ハムスターの手術をする選択
ここからは、ハムスターに手術を受けさせる場合のお話をしていきます。
ハムスターの年齢が若いならアリ
ハムスターの手術が難しい理由として、「ハムスターが体力的に手術に耐えられるか分からない」というお話をしました。
特に高齢ハムスターの場合は不安が大きいし、「寿命を考えたら手術を受けさせる意味があるのか?」という考えが浮かんでしまいます。
ですが、ハムスターが若くして腫瘍ができてしまった場合は別の話です。
そのハムスターには、まだまだ寿命がありますし、体力だって元気いっぱいなはず。
もちろん、若いハムスターでも、やはり体は小さいし体力面での不安は拭えません。
でも、高齢ハムスターに比べたら、手術で腫瘍を治療するメリットが大きいのは間違いありません。
飼っているハムスターの年齢が若くて元気いっぱいなら、「手術をする方向」で獣医師さんに相談してみてはいかがでしょうか?
ちなみに。
はむねこ家の2代目ジャンガリアンハムスター「きゅーちゃん」の腫瘍が見つかったのは2歳を迎えるころでした。
高齢ハムスターの「きゅーちゃん」には手術に耐える体力はないだろうと判断し、はむねこ家では手術は見送りました・・
もっと若いタイミングだったら、手術をお願いしてたと思います。
長生きハムスターの可能性もある
ハムスターに手術を受けさせようと思ったときに、どうしても
さん
手術を乗り越えても、この子の寿命は少ししかない・・
と感じてしまうものです。
ですが、ハムスターの個体差はすごいもので、中には4歳まで生きるハムスターも居るのです。
(もちろん、確率が高いわけではありませんが)
長生きハムスターについて書かれている書籍がありますので、こちらを読んでみるのも良いと思います。
もし、飼い主さんが、「この子のためにできることは何でもしてあげたい」という気持ちが強いなら、飼っているハムスターの長生きを信じて手術を検討するのもアリだと思います。
飼い主が望んでも、獣医師さんのOKがなければ手術はできませんが。
ハムスターの手術をしない選択
ここからは、腫瘍ができてしまったハムスターの手術をしない選択についてお話していきます。
飼い主さんは自分を責めないで
いくら体力面的に心配で、いまの状態でハムスターのためには手術しないことが最善策だという結論に至っても、飼い主としては
さん
治療せずに見守るしかできないなんて・・
と苦しい気持ちになってしまうものです。
はむねこ家でも、とても辛い経験となりました。
どんどん大きくなる腫瘍を見て、心が痛みました・・
ですが、だからといって、飼い主の「何かしてあげたい」という気持ちだけを優先させるのはいけないと思います。
無理に手術をしていたら、きっと体力的に耐えられずに亡くなってしまうハムスターもいます。
「ハムスターの治療をしない」という選択をするのも、とても勇気がいることです。
さん
この子にとって、手術しない方が幸せなはず。
と思うなら、辛いですが手術をきっぱりあきらめて、これからも全力でハムスターに愛情を注ぐことに専念すれば大丈夫です。
>> 【ハムスター】治療しない選択をする3つの理由。自分を責めないで。
子どもが世話している場合は特に難しい
先ほどは、手術をしないなら、ハムスターに愛情をそそぐことに全力を尽くせばいいとお話しました。
ですが、もしハムスターを飼うキッカケがお子様だった場合は、もっと難しい話になります。
大人としてはハムスターの負担を考えると手術しない方がハムスターのためになると思っていても、子どもからすると
ハムスターのためにできることは何でもしてあげたい!
という気持ちになっているパターンも多いです。
むしろ、
どうして何もしてあげないの?ひどい!
と、親子関係にまで影響が出てしまう可能性もあります。
これは本当に難しい問題なのですが、ハムスターの負担が大きくても「子どもを納得させるために手術をする」という選択も、否定はできません。
はむねこ家の「きゅーちゃん」に腫瘍ができたときは、まだ子どもが居なかったので、この問題に直面したことはありませんが。
私がいま思いつく最善策は、
というものです。
もちろん、簡単にはいかないと思います。
この最善策は、あくまで理想論です。
子どもの年齢や性格によって、受け入れ方は違ってくるでしょう。
親としてできる限りの説得をしても、子どもが
絶対に手術してあげないと!!
と言い張るなら、それを踏まえて獣医師さんに相談してみてください。
言い方は悪いですが、
さん
獣医師さんが、「手術しない方がハムスターのためになる」って言ってるの。
と、「手術をしないと獣医師さんが決めた」と子どもに伝えれば、親子関係にも影響が出にくいと思います。
子ども向けの飼育本で、少しでも理解してくれたら・・
ハムスターの手術をするかしないか、しっかり考えて結論を【まとめ】
以上、ハムスターの腫瘍を手術するべきかについてでした!
飼い主さんが後悔しないように、しっかり考えてね。
ハムスターへの愛情を忘れなければ、大丈夫ですよ!!
ハムスターに腫瘍ができてしまったら、手術する・しないという選択は飼い主にとって辛いものです。
でも、これは飼い主さんとハムスターのご家庭ごとによって状況が異なるもの。
どの選択をするかに正解はありません。
飼い主さんが、ハムスターに全力で愛情を注いでいれば大丈夫ですよ。
皆さんが素敵なハムスターライフを送れますように。
それでは!