今回のテーマは、ロボロフスキーハムスターは人になつくのか?についてです。

さん
ロボロフスキーハムスター、飼ってみたいけど、実際なつくの?
と気になっている方に向けて、はむねこ家で飼っていた2匹のロボロフスキーハムスター「ぴぃちゃん」と「チャップリン」の実体験を交えながら解説していきます。

子どもの頃だけ多頭飼いでした。


当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
結論を先にお伝えすると、「ロボロフスキーハムスターは人になつく個体もいる」です。
はむねこ家のぴぃちゃんは手乗りになるまでなついたけど、チャップリンはエサを手渡しで受け取るところまででした。

最初は警戒心MAXだった2匹でしたので、ここまで慣れてくれたのは大健闘かな、と思ってます!
この記事を読めば、警戒心の強いロボロフスキーハムスターをどうやって人になつかせていけばいいのかが分かります。
ぜひ最後までご覧ください。
ロボロフスキーハムスターの生態

ではまず、ロボロフスキーハムスターという種類について、確認していきます。
ロボロフスキーハムスターはとても小さい
まず、ロボロフスキーハムスターの最大の特徴と言えば、身体がとっても小さいというところでしょう。
ただでさえ身体が小さいハムスターの中でも、かなり小さいです。
愛玩用の中で最小のロボロフスキーハムスターの体長は約 7 ㎝前後、体重 15~40g
環境省 – 家庭動物等飼養保管技術マニュアル

最小のハムスターなのね!!
ロボロフスキーハムスターは警戒心が強い
ロボロフスキーハムスターは身体がとっても小さいので、その分だけ臆病な性格をしています。
敏捷性が高く、性格も臆病で警戒心が強く、人に馴れない。そのため手乗りなどのスキンシップをはかるのではなく、観賞用の種類と言える。
1.ハムスターの基礎 – epc-vet.com
この引用した文章の中には見たくないことが書かれていますね・・
「人に馴れない」「観賞用」・・
とは言っても、実際はどうでしょうか?

SNSで飼い主さんの手に乗るロボちゃん、見たことあるよ。
ロボロフスキーハムスターは本当になつくのか

ロボロフスキーハムスターはなつく可能性が低い
ペットショップや飼育本などでも言われていることですが、世界最小のハムスターであるロボロフスキーハムスターはとにかく怖がりです。

あの小さい身体で自然界を生き抜かないといけないのか。

そりゃ周囲への警戒心も強くなるよね・・
一般的に人慣れしやすいのは、
と言われています。
もし、

さん
ハムスターを飼ったらゼッタイに手乗りにしたい!
ということであれば、ゴールデンハムスターのオスがいいかもしれません。
なつくことがないロボロフスキーハムスターもいる
なつくかどうかは、ロボロフスキーハムスターの個体ごとの性格にも影響されますが、なつかない子もいます。
ただ、ペットとして飼う場合はやはり、なついてくれる方がメリットが多いのも事実。
もちろん飼い主としては、なついてくれた方が嬉しいですが、飼い主に慣れてくれると健康チェックをしやすかったり、薬を投与などがしやすいです。
人からの干渉をストレスに感じる生き物なので、過度な干渉は良くないのですが・・

できる限りなついてもらえるように工夫しよう!
個人的に、ハムスターは人に「なつく」というよりは、「慣れる」だと思っています。
「飼い主大好き!」(なつく)とはなりませんが、「飼い主=敵ではない」(慣れる)ことはできるということです。
なので、ロボロフスキーハムスターが「もし慣れてくれたらラッキー」ぐらいに考えておくと肩の力が抜けてストレスなくお世話できますよ。
ロボロフスキーハムスターがなつくコツ

なつくコツ① 安心できる環境を用意する
まず、なついてもらうための大前提として、ロボロフスキーハムスターが安心できる飼育環境を用意してあげましょう。

確認ポイントとしては、こんな感じ↓。
人間に置き換えて考えてみても、自分が快適に過ごせないような場所で、ほかの人と仲良くする心の余裕なんて持てないですよね・・
もしロボロフスキーハムスターが安心できないような環境で飼育していると、ストレスがたまって脱走したがる原因にもなりますので、注意しましょう。
>> ハムスターが脱走!?捕まえ方と予防策【すぐにすべき5つの対処】
なつくコツ② 環境に慣れるまで干渉しない
>> ハムスターのお迎え1週間の過ごし方【気を付けることは3つ!】 の記事でも書きましたが、ふたたび声を大にして言います!

いや、心配になる気持ちはすっっっごくわかります!
でも、環境になれないままロボロフスキーハムスターに手を差し出したり、おやつを渡そうとしたり触ったりすると、ハムスターにとってはショック!激震が走る!レベルです。

リン
怖い・・もういや・・外出たくない・・
みたいな(笑)
特に体が小さいロボロフスキーハムスターはとっても怖がりです。
ここは我慢して、人間=敵じゃないとわかってもらいましょう!!

特にオスは環境に慣れにくく、怖がりなことが多いみたい。
もし怖がらせてしまい、「ハムスターが寄りつかなくなった」「巣箱から出てこない」という場合。
最低限のお世話(エサ、水、トイレ交換、床材交換など)だけに徹して、
ということを徹底しましょう。
一度飼い主さんの手を敵認定してしまっても、根気強くお世話をしていれば警戒心が薄れるときがきます。
先代のジャンガリアンハムスター「きゅーちゃん」は半年以上時間がかかりましたが、少しずつ距離を縮められました。
なつくコツ③ ハムスターが興味をもったらエサを手渡し

なるべくハムスターに干渉しないように過ごしていると、だんだんロボロフスキーハムスターがこちらの手に興味を持ってくれるようになります。
そうなったら、エサの手渡しに挑戦しましょう!

さん
興味を持つって、どんな感じ?
おおよその合図はこんな感じ↓
反対に、まだ怖がっているなというのは、こんな感じ↓です。
エサを手渡しするときは、指先でエサをつまんで、手を動かさずにじっと待機します。
ロボロフスキーハムスターが自らの意思で食べに来てくれるのを待ちましょう。

はじめのうちは怖がって、エサの臭いをかぐだけで逃げてしまうかも。
ちなみに。
環境に慣れて、外に興味をもつまでには個体差があります。
はむねこ家のロボロフスキーハムスターぴぃちゃんは環境に慣れるまで2週間ほどでした。
けれど、同じ日にお迎えしたロボロフスキーハムスターのチャップリンは、いまだに近づくと全速力で回し車を回すことがあります。(逃走してるつもり)

ロボロフスキーハムスターの逃げ足って、想像以上にはやいです。ピューン!って効果音がぴったり。どれだけ怖いんだーとショックです(笑)
なつくコツ④ 食いつきの良いエサを与える

なかなかエサを受け取ってくれない場合は、ロボロフスキーハムスターの食いつきの良いエサやおやつを与えるのも効果的です!

はむねこ家で、うまく食べてくれたペレットとおやつ!↓
>> 【ハムスターペレット】食いつきがいいのはこれ【試してみて】
また、エサの手渡しに慣れてきたら、手のひらにハムスターの大好物「はむはむぴゅーれ」を塗ってみると、ロボロフスキーハムスターに手乗りしてもらえるかもしれません!
>> ロボロフスキーでも成功♪【ハムスターの手乗り】簡単5ステップ
なつくコツ⑤ 手から逃げたら追いかけない

ハムスターの前にゆっくりとエサやおやつをもった手を差し出しても、逃げてしまうことがあります。
そんなときは追いかけて手を出すことはせず、そのままエサ入れにいれてその日はおしまい。

次の日にまたトライ!
と少しずつ距離を縮めましょう。
焦りは禁物です!
もし、無理やりエサを受け取ってもらおうと執拗に追いかけたりすると、

ニンゲンの手、こわい!
となって、なつきかけていたロボロフスキーハムスターが心を閉ざしてしまうかもしれません・・
なつくコツ⑥ エサを毎回同じ場所で与える

毎回エサを、同じ場所・同じ時間にあげるというのも効果的です。

この場所にくると、この手からエサやおやつがもらえる!
と覚えてもらうためです。
ぴぃちゃんの場合は、巣箱の上でエサをあげるというのを繰り返していると、巣箱をトントンと叩くだけで駆け寄ってくるようになりました。

コミュニケーションが取れてるって感じで嬉しかった!!
なつくコツ⑦ 必要とされてないときは関わらない
必要とされているときだけ、メリハリをつけてロボロフスキーハムスターとスキンシップを取るのも大切です。
いくらエサを受け取ってくれるようになって慣れてきたといっても、ずっとスキンシップを取るのはハムスターにとってストレス。
長時間手でいじることはハムスターにとっては大きなストレスになり健康を害することになるということに留意しなければなりません。
環境省 – 家庭動物等飼養保管技術マニュアル

構いすぎには注意しましょう。
【いまハムスターに必要とされたのかな?という話。】
同じ場所でエサやおやつをあげる、というのを徹底し、しばらくしたころ。
いつもの場所で、

ここにくれば何かもらえるはずなのにな
と周囲を気にするぴぃちゃんの様子が見られました。
正解かはわかりませんが、あれはぴぃちゃんの「エサ欲しい」の合図なのかなと思います。
なので、ハムスター側から「合図」があったとき(=必要とされたとき)に、お望み通りエサやおやつをあげるようにしたんです。すると、「手はエサがでる機械だ!」と覚えてくれたようです。
それ以降、特にエサやおやつがなくても、手に乗るようになりました。
さみしいですが、ある程度の距離感が大切ということかなと思います。
ロボロフスキーハムスターがなつくまで【まとめ】

いかがでしたでしょうか。
この記事では、ロボロフスキーハムスターがなつくのか・なつかせるためのコツについて解説しました!

早くなつかせたいという「飼い主のエゴ」を捨てるのが近道。
ここが、ハムスター初心者さんにとって難しいところだと思います。
この記事を読んでくださった飼い主さんとハムスターが、幸せな時間を過ごせますように!
ではまた!