今回の記事は、ハムスターの手乗りについてです!

さん
ウチの子に手乗りさせてみたい!!
という方に向けて
について解説していきます!
はむねこ家でも、多くのハムスターを手乗りさせることに成功しました!
この記事を読めば、どうすればハムスターが手乗りできるようになるのかが分かります!

当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てるために知っておきたい知識を発信しています。
ハムスターに手乗りさせる前に

手乗りまでの期間はどれくらい?
SNSでは手乗りしているハムスターの写真や動画をよく見かけます。
とても憧れますよね。
では、ハムスターたちはどれくらいで手乗りできるようになるのでしょうか?
結論としては、「ハムスターによって個体差がある」という曖昧な表現になってしまいます。
人懐っこい性格の子だと2週間で手乗りできたり、逆に警戒心の強い子の場合は2か月かかったり・・
はむねこ家のゴールデンハムスター「ぽっちゃん」の例をあげると・・
ぽっちゃんは、手乗りできるようになるまで2か月かかりました。
比較的、人に馴れやすいと言われるゴールデンハムスターであるにもかかわらず、2か月・・(笑)
ハムスターに手乗りしてもらうためには、まずはハムスターが安心できる環境をしっかりと整えてあげる必要があります。
もし、

さん
飼い方が合っているか自信がない・・
という方は、ハムスターの飼育本をしっかり読んで、正しい飼い方を身に付けてから手乗りに挑戦しましょう!
>> 【ハムスター飼育本まとめ】初心者にオススメの5冊!【目的別】
なつきやすい種類のハムスターの方が手乗りしやすい
ひとことでハムスターといっても、種類によって手乗りのしやすさが違います。
一般的に、ゴールデンハムスター・ジャンガリアンハムスターは人に馴れやすいと言われます。

さん
ゼッタイに手乗りさせたい!!
という方は、ゴールデンハムスターかジャンガリアンハムスターをお迎えするのがオススメです。
>> ハムスターのなつく種類は?なつくための5つのコツも!初心者向け
逆に、ロボロフスキーハムスターは身体が小さく警戒心がとっても強いです。
ハムスターの飼育に慣れていない初心者の方は、手乗りしてもらうのが少し難しいかもしれません。
はむねこ家の2匹のロボロフスキーハムスターの例をあげると・・
1匹は手乗りできましたが、もう1匹は最後まで手乗りできませんでした。

とっても怖がりな性格の子だったので・・
ロボロフスキーハムスターの手乗りについては、
>> 【ロボロフスキーハムスター】手乗りできる!?4ステップと注意点
をご覧くださいね!
また、キャンベルハムスターは気性が荒いと言われていますので、やはり手乗りさせるのには向かないと思います。
(キャンベルハムスターは飼ったことがないので、飼育本に載っていた情報しか分かりません。)
ハムスターの警戒心を解くことが重要
ハムスターに手乗りしてもらうためには、なにより警戒心を解くことが最重要です。
飼い主の手を怖がっていたり、警戒しているような状態では手乗りハムスターになることはありません。

無理やり手に乗せても、ジタバタと暴れて逃げようとするだけかも・・
ですので、

さん
はやく手乗りさせたい!!
という飼い主のエゴは捨てて、これから紹介する方法でハムスターとの信頼関係をしっかり築いてから手乗りに挑戦するようにしてください。
いちどハムスターが飼い主のことを怖い対象だと認識してしまうと、関係を修復するのに何か月もかかってしまうかもしれません・・
ハムスターに手乗りさせる方法

① 飼い主の声と臭いを覚えてもらう
まずはハムスターに飼い主であるあなたの声と臭いを覚えてもらいましょう。
毎日、「~~ちゃん」などと声を掛けながらエサの交換などのお世話をして、

この声は警戒しなくても大丈夫だな。
と認識してもらいます。
そして、与えるエサは直接パッケージからスプーンなどでエサ入れに入れるのではなく、手で少し握ってからエサ入れに入れてみましょう。
エサに手の臭いがかすかにうつって、だんだんと手に対する警戒心が薄れてくれるはずです!

お迎えして最初の1週間くらいはハムスターを触らずに!
② エサを手渡しする

毎日の声かけとエサやりで、ハムスターは飼い主のことを認識してくれたと思います。
次はハムスターにエサを手渡ししてみましょう!
指先で軽くつまんで、ハムスターの目の前にゆっくりとエサを構えます。
いつものように、掛け声も忘れずに!!
無事に手からエサを受け取ってくれたら大成功。次のステップへ!
ただ、最初はビックリして逃げてしまうかもしれません。
その場合は、無理に追いかけたりせずに、その場でじっと止まって待ちましょう。

しばらく時間がたっても受け取ってくれないなら、その日は諦めてまた次の日にチャレンジです!
無理に追いかけたりすると、

やっぱり手は怖いじゃん!!
と怯えてしまい、手に馴れるまでの期間が延びてしまいます・・
③ 指先にエサを乗せて取ってもらう

手からエサを受け取ってくれるようになったら、今度は指先にエサを乗せて構えてみましょう!
さっきと同じで、やはり手は動かさずにじっと待機です!
ハムスターが自分の意思で近寄ってくれるのを待ちます。

うまくいかないときは翌日チャレンジ!
上手に食べてくれた場合、食べ終わったあともゆっくりと手を動かして退散しましょう。
なるべくハムスターを驚かさないように!
指先に乗せたエサをすんなり食べてくれるようになったら、エサを乗せる位置をだんだんと手のひらに近づけていきます。
④ 手のひらの上でエサを食べてもらう

エサを乗せる位置を指先からだんんだんと手のひら側に近づけていき、最終的には手のひらの中央にエサを置いて構えます。
このときハムスターが手のひらに乗ってエサを食べてくれても、まだじっと動かずに待機です!

手に乗った嬉しさのあまり、ハムスターを触ったりしないでくださいね!
きっとハムスターも、手のひらでエサを食べることが安全なのかまだ半信半疑です。
当たり前のように手のひらでエサを食べるようになるまでは、じっと我慢しましょう。
⑤ エサなしで手のひらに乗ってもらう

手のひらでエサを食べることにすっかり慣れてくれたら、最後はエサなしで手のひらに乗ってもらうことに挑戦です!
いつものように手のひらを置いて(エサなしで)じっと構えます。

あ!これはエサをくれる手だ!
と気づいて手のひらに乗ってくれたら、反対の手でそっとエサを手のひらに置くか手渡ししてあげましょう。
そしてだんだんと手のひらに乗ってからエサをあげるまでの時間を長くしていけば、一人前の手乗りハムスターになります!

ここまでくるには、本当に辛抱が必要です。

でも、手乗りしてくれたときの感動は忘れられません!!
ハムスターに手乗りさせるときの注意点

怖がりな性格のハムスターには強要しない
ハムスターは個体によって性格はさまざまです。
中にはとっても怖がりな性格のハムスターもいます。

臆病な子は、手乗りできないかも・・
臆病な性格もそのハムスターの個性なので、飼っているハムスターの性格をしっかり見定めて手乗りに挑戦しましょう。
はむねこ家のロボロフスキーハムスター「チャップリン」は、ビックリするくらいの臆病な性格でした。
この子は飼い主の手からひたすら逃げ回るような子だったので、手乗りは諦めていました・・
でも、辛抱強く、今回ご紹介した5つのステップを実践していたところ、なんとか指先に乗せたエサを食べるというところまでは馴れてくれました。

長時間ハムスターに手乗りさせない
飼っているハムスターが手乗りしてくれるようになると、本当にうれしいものです。
でも、嬉しいからといって長時間ハムスターに手乗りさせるのはやめましょう。
また、人になついたハムスターでも、長時間触られたりするのはストレスに感じます。かわいいからといってかまいすぎるのはやめましょう。
今泉忠明(監修)『幸せなハムスターの育て方』(大泉書店/2012)
ハムスターがストレスを感じていると、手を噛んでくるかもしれません。

はやく下ろして~~
というサインですので、驚かせないようにそっと巣に戻してあげましょう。
ハムスターが脱走しないように気を付けて
ハムスターが手乗りできるようになると、ケージから出して遊んだりすると思いますが、脱走しないように要注意です。
部屋の中にハムスターが逃げてしまうと、コンセントのコードを噛んで感電死してしまう事故の可能性もあります。
ケージから出すときはしっかりと両手でやさしく包み込んだり、プレイサークル内で遊ぶようにしましょう!
万が一ハムスターが脱走してしまった場合に備えて、
>> ハムスターが脱走!?捕まえ方と予防策【すぐにすべき5つの対処】
の記事も合わせてご覧ください。
ハムスターの手乗りはゆっくりと時間をかけて【まとめ】

いかがでしたでしょうか?
この記事ではハムスターを手乗りさせる方法と注意点について解説してきました。
とにかく大切なことは
ということ。
いかにハムスターを安心させてあげられるかがポイントです!

飼い主さんのお役に立てれば幸いです!
それでは!