さん
ハムスターの体臭が気になる・・
水浴びってさせてもいいの?
という疑問をお持ちの方へ。
この記事では、
について解説していきます。
この記事を読めば、ハムスターが水に濡れないように工夫しながら臭いの対策をできるようになります。
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
臭いを取る方法は水浴びではありません。
水に濡れるのは命のキケン!NGだよ!!
ハムスターの水浴びが不要な理由
ハムスターにとって、水浴びは必要ありません。
というより、水に濡れさせることは命のキケンにもつながります。
① 野生で水を浴びる習性がない
ハムスターはもともと乾燥・半乾燥地帯の生き物。(ジャンガリアンやロボロフスキーはもう少し広範囲)
まっさらさらの砂が一面に広がる・・・というところではなく、短い草木が生えているような場所です。
そんな地域で暮らすので水浴びの習慣はありません。
まったく雨が降らないわけではありませんが、降水量は少ないです。
カラッとした気候に暮らす生き物なので、湿気さえ苦手です。
湿度は40%~50%が最適!
水に濡れるって、彼らにとったら「今まで出会ったことない体験」で「ストレス」です。
ハムスターの野生での暮らしについて知ると、お世話の方法についても理解が深まりますよ。
>> 【野生のハムスター】ペットと違うところ5選!出身地や歴史も解説。
② 体温の調整が苦手
ハムスターは体温調節が苦手な生き物なので、水に濡れると体が冷えてしまい体調を崩してしまいます。
ハムスターの、あのやわらかい空気を含んだふわふわの毛。
体温を保つのに大切です。
しかし、やわらかい毛だからこそ、一度水にぬれると乾きにくく、乾いていく過程で気化熱によって体温が奪われます。
体温調整がうまくできないハムスターはすぐに弱ってしまい、最悪命を落とすことも。
③ 臭いが消えてストレスになる
ハムスターは自身のにおいを体にこすりつけることで安心します。
人間が想像する以上に「におい」には敏感。
人間からすると
自分のにおいなんて、分かるの?
って思うかもしれませんが、ハムスターの嗅覚はとても発達しているので、
と言っても過言ではありません。
なのに、水にぬれてしまうとあらゆる情報がなくなります。
それは、想像以上にハムスターにとってストレスです。
ハムスターは水浴び以外の方法で体を洗う
もともと水が少ない乾燥した地域に暮らすハムスターは、水浴び以外の方法で体を清潔する習慣があります。
毛づくろい
ハムスターは頻繁に毛づくろいをすることで、体についた汚れを落とす習性があります。
たしかに、よく毛づくろいしている姿を見かけるね!!
ハムスターは予想以上に綺麗好きの生き物なので、本当によく毛づくろいをします。
たとえば、飼い主がハムスターの体を触ったあとにも、毛づくろいをすることが多いです。
飼い主としては、微妙な心境になりますが(笑)
余談になりますが、ハムスターは毛づくろいをする前に、自分の両手をこすり合わせたり舐めたりするしぐさをします。
両手をもむ姿、なんだか人間の「ごますり」のようで、笑っちゃいますよね。手をこすり合わせる以外にも、手をなめて汚れをとる子もいます。きれい好きなわたしたちは、毛づくろい前の準備も欠かさないんです。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
このしぐさが本当にかわいいので、飼い始めたばかりの方、ぜひ観察してみてくださいね♪
砂浴び
ハムスターは砂に自分の体をこすり合わせることでも、汚れや寄生虫を落としたりします。
ハムスターは砂浴びをして体の清潔を保つ習性があります。容器に砂浴び用の砂を入れたものを用意するとよいでしょう。
今泉忠明(監修)『幸せなハムスターの育て方』(大泉書店/2012)
ですので、トイレとは別に砂浴び用のお風呂を用意してあげましょう。
体をひっくり返して砂浴びする姿、とっても可愛いよ!
砂浴びのお風呂は、砂がこぼれにくい形なら特にどんな商品でも問題ありません。
ただ、砂に関しては、固まらない砂を選ぶようにしてください。
おしっこなどで濡れた部分が固まる砂の場合、ハムスターが誤飲して窒息死してしまうリスクがあります。
オススメの砂はコレ↓
ハムスターを濡らさないための工夫
故意に水浴びさせるのはもちろんNGですが、事故で水にぬれたりしないように気をつけることも大切です。
飲み水を皿に入れない
ハムスターの体を濡らさないためにできる簡単な工夫として、飲み水をお皿に入れないということがあります。
お皿に水を入れておくと、
などの不都合があります。
よっぽとのことがない限り、ちゃんとしたハムスター用の給水器を使うようにしましょう。
しずくが落ちる給水器は使わない
たまに、給水器の先端からポタポタとしずくが落ちてしまう場合があります。
はむねこ家の場合、同じ商品でも、水が垂れてしまうものと垂れないものがありました。
ただの不良品だったのかな?
理由はどうであれ、給水器から水が垂れているとハムスターの体が濡れてしまうので注意が必要です。
いちど、給水器の周囲が濡れていないか確認してね!!
はむねこ家では今まで、いくつか給水器を試してきました。
そんな中で
という給水器が、SANKOさんの「ハッピーサーバー」です。
ハッピーサーバーは陶器製で安定しているので、ハムスターがちょっかいを出しても動いたりしません。
カパっと蓋をはずして、給水ボトルを簡単に交換できるよ!
特にトラブルもなく安心して使えたので、はむねこ家での愛用品になりました。ぜひ。
部屋の散歩をさせない
ハムスターが不意にシンクやお風呂に落下するような不慮の事故を起こさないように、お部屋の散歩(部屋んぽ)をさせないほうが無難です。
ハムスターに部屋んぽをさせる場合、
などなど、リスクがたくさんあります。
部屋んぽするなら、細心の注意を払ってね。
ハムスターの部屋んぽについては、別の記事↓にまとめていますので、気になる方はどうぞ。
ちなみに、はむねこ家では部屋んぽのかわりに、小動物用のプレイサークルを使ってハムスターと一緒に遊んでいます。
プレイサークルを使うメリットとして
などなど、良いことだらけ。
はむねこ家でも大活躍です!
ハムスターの運動不足の解消にもってこいなので、オススメです。
ハムスターが水に濡れてしまったら
タオルで拭く
万が一、ハムスターが水に濡れてしまったら、乾いたタオルにのせて優しく水分をふき取りましょう。
タオルドライしたあとは、吸水性のあるキッチンペーパーをちぎってケージに入れてあげると良いです。
ちなみに、乾かそうとドライヤーなどを使うのはNGです。
温風ヒーターやストーブ、ドライヤーなどで急激に暖めるのは、ハムスターの体に大きな負担をかけてしまうので絶対にやめましょう。
青沼陽子(監修)『いちばんわかる!ハムスターの飼い方・暮らし方』(成美堂出版,2020年)
ハムスターは急激な温度変化が苦手ですし、風があたること自体がストレスになります。
体調を崩したら動物病院へ
ハムスターの体を乾かせたら、体が冷えて体調を崩していないか、しっかりと様子を観察してください。
もし、ハムスターの体が震えているような場合は、体温が下がっている可能性が高いので
などの対処をしましょう。
温めながら様子をみて、気になることがあればすぐに病院へ!!!
>> ハムスターを動物病院へ連れて行く方法!5つの準備が大切です。
ハムスターの臭いが気になるとき
さん
ハムスターの水浴びがダメなのは分かったけど、気になる臭いはどうすればいいの?
という方に向けて、いくつか対処法を紹介します。
床材を交換する
ハムスターの臭いが気になるとき、実はハムスターの体臭ではなくケージ全体から臭いがしている場合もあります。
とくに掃除を忘れていた場合!
臭いの多くが、おしっこで汚れた床材から放たれています。
ですので、臭いが気になる場合はとりあえず床材を全体的に交換してみましょう。
さん
床材をたくさん消費するから、もったいないなぁ。
という方には、GEXさんの「ごきげん快適マット」がオススメですよ。
などなど、飼い主にもハムスターにも嬉しい商品です。
コスパが良いから、気にせず使えるよ!!
ごきげん快適マットのレビュー記事↓もあるので、参考にしてね。
ちなみに、床材を交換するときは、古い汚れた床材も少しだけ残して新しい床材と混ぜてあげてください。
自分の臭いが残っているとハムスターは安心できるんです。
クンクン。あ、ぼくの家だ。
トイレのしつけをする
床材を交換しても臭いが気になる場合、トイレの砂がキツイ臭いを放っている可能性もあります。
おしっこで汚れた部分だけ交換していて、トイレ砂全体の交換を怠っていた場合によく起こります。
とりあえずトイレ砂を交換してみよう。
お風呂用の砂と同じように、ハムスターの窒息のリスクを避けるために固まらないタイプのトイレ砂がオススメですよ。
さん
ウチのハムスター、トイレでおしっこしてくれないんだけど・・
という場合は、ハムスターにトイレのしつけをしてあげる必要があります。
>> 【ハムスターのしつけ】トイレを覚えるための簡単5ステップ
ペット用の消臭剤を使う
床材やトイレ砂を交換しても臭いが気になる場合は、ハムスターを飼っている部屋に臭いが残ってしまっているのかもしれません。
そんなときは、ペットにかかっても安心な成分でできたペット用の消臭剤を使うのがオススメです。
ハムスターに直接かけるのはダメだよ。
ちなみに、ハムスターの臭い対策についての詳細はこちら↓をどうぞ。
>> 【ハムスター】臭い対策5選!消臭グッズでお部屋も快適!
ハムスターの水浴びは危険だから不要
以上、ハムスターの水浴びが不要な理由と濡れた時の対処法、臭いの対策についてでした!
とにかくハムスターを水に濡らすのは厳禁!!
ハムスターの負担にならないように臭い対策をしようね。
皆さんが素敵なハムスターライフを送れますように♪
ではまた!!
さん
わたし、ハムスターを飼い始めたばかりの初心者です。
でしたら、こちらの記事↓もオススメですよ♪