さん
ハムスターの爪が伸びてきたけど、切った方がいいの?
どうやって切ればいいの?
という方へ。
この記事では、
について解説していきます。
この記事を読めば、ハムスターの爪の特徴を理解して、安全に爪のお手入れをできるようになります。
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
爪が長いままだとケガの危険があります・・
最後まで読んで、しっかり対処してあげてね!!
ハムスターの爪の特徴
自然とすり減る
ハムスターの爪は、普段の活動で自然とすり減るものなので、本来ハムスターには爪切りというお世話は必要ありません。
われわれは、わざわざ爪をカットするという行為はしません。地面を歩く、かたいごはんをつかむ、穴を掘る・・・という日常生活で、手足の爪は自然とすり減るものだからです。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
たしかに、野生で暮らすハムスターなら、爪切りしないもんね。
長いまま放置すると危険
ハムスターの爪を長いまま放置していると、自分の体を傷つけてしまったりしてケガをする危険性があります。
爪の先が内側にカールして伸びていたら伸びすぎの証拠。どこかに引っかけたり、体を引っかいたりしてケガをする危険性があります。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
さん
自然と削れるはずなのに、どうして伸びちゃうの?
元気なハムスターなら自然とすり減るのですが・・さまざまな理由で伸びてしまうんです。
ハムスターの爪が伸びてしまう原因
① 肥満による運動不足
ハムスターの爪が伸びてしまう代表的な原因が、肥満です。
太っていると、運動することが億劫になり活動量が低下します。
その結果、ハムスターの爪がすり減りにくくなり、伸びてしまうのです。
生活習慣病みたいだね・・
ハムスターが高齢でもないのに爪が伸びているという場合、ハムスターが太っていないか確認が必要です。
さん
どうやって肥満かどうか判断するの?
それは、ハムスターの体重を測定すれば良いのです。
こちらの記事↓にハムスターの種類ごとの適正体重もまとめていますので、ぜひご覧ください。
ハムスターが適正体重をオーバーしているなら、ダイエットが必要です。
肥満は色んな病気につながるよ!!
ハムスターが太ってしまうような飼い方を続けないように、改善してあげましょう。
② 老化による運動不足
肥満の次に考えられる原因が、高齢になって老化したハムスターの運動不足です。
老化して活動量が落ちてしまうこと自体は、どうしようもありませんね・・
ただ、足腰が弱ったハムスターでも活動しやすくするために、ケージの環境を整えてあげることが大切です。
2階建てのケージをやめて段差や上り下りをせずに動けるように、ケージをバリアフリー化してあげましょう。
活動量が増えれば、爪がすり減りやすくなります。
はむねこ家では高齢期を迎えたハムスターのために、水槽ケージでバリアフリー環境を用意して活動しやすくしています。
ヨタヨタ歩くハムスターでも、活動しやすくなるよ!!
ちなみに、はむねこ家の爪切りの実体験をお話すると・・
はむねこ家のご長寿ジャンガリアンハムスター「きゅーちゃん」は1歳半を迎えた頃から、
あれ?なんか爪が伸びてるね・・
あ、ほんと!いつの間に・・
と気付くようになりました。
はむねこ家の飼い主はとてもビビりな性格なので、ハムスターの爪切りはいつも動物病院でお願いしていました。
爪切りと健康診断を兼ねていたので、毎回2000円くらいでした。
③ 病気・ケガによる運動不足
ハムスターが病気やケガなどの体調不良により、運動ができなくて爪が伸びている可能性もあります。
この場合、ハムスターの活動量を増やすというより、体調不良そのものをどうにかしてあげる必要があります。
飼い主がハムスターの病気について知っておき、異変に早く気づいてあげられるようにしましょう。
ハムスターの病気に特化した書籍があるので、ぜひ。
そのうえで、信頼できる動物病院に連れて行くことをオススメします。
ハムスターの爪の切り方
ハムスター用の爪切りを用意
ハムスターの爪を切るために、ハムスター用(小動物用)の爪切りを用意しましょう。
こういうやつ↓
小動物用ではない、ふつうのハサミで切るのは危険すぎるので、絶対にやめましょうね。
ハムスターの体を手で固定する
ハムスターの爪を安全に切るためには、しっかりとハムスターの体を固定する必要があります。
首の後ろの皮膚をギュッとつまむと、ハムスターが暴れずにじっとしてくれるようになります。
動物病院では「保定」と呼ばれる持ち方です。
ただ、ハムスターの手足・爪はとても小さいので、少しでもハムスターが動くと切るのが難しいです。
分からずに適当にやってみるのは危険なので、あらかじめ動物病院で保定の方法を教えてもらうと安心です。
また、ハムスターの体を固定する方法については、こちらの書籍↓にイラスト付きで分かりやすい解説が載っているので、参考にしてみてください。
飼い主の手に慣れていないと、固定するのは難しいかも・・
ハムスターを飼い主の手に慣らすための方法については、こちらの記事↓にまとめています。
深爪に注意
ハムスターの爪を切るときは、切りすぎに注意しましょう。
先端の方を少し切るだけ!!
ハムスターの爪は、根本あたりまで血管が通っています。
ですので、人間の爪切りの感覚でしっかり爪を切ろうとすると出血してしまう危険があります・・
血管から少し離れた場所を小動物用の爪切りでカットしましょう。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
ハムスターの爪切りが難しい場合
素焼きの巣箱を使う
ハムスターの爪を切るのが難しい場合、素焼きのザラザラした質感の巣箱を使うと爪が削れやすくなりますよ。
ツルツルしたコーティングの陶器製の巣箱は、たぶん効果が薄いです・・
ちなみに余談ではありますが、素焼きハウスの中でも、床の部分が開放されているものがオススメです。
底がある商品だと、ハムスターのおしっこなどがこびりついてお手入れが大変になります・・
そして、巣箱以外にも、素焼きのトンネルを遊び道具としてケージに入れてあげるのもオススメですよ♪
砂浴びをさせる
ハムスターの爪を自然と削れるように、砂浴び用のお風呂を用意すると効果的です。
もともとハムスターは土の中に巣穴を作る習性があるので、砂があると砂かきをして遊んでくれます。
砂かきしている姿も、とってもかわいいですよ♪
砂のお風呂には、固まらないタイプの砂を使うことをオススメします。
固まるタイプの砂だとハムスターが誤飲して窒息する危険性があります・・
動物病院で切ってもらう
素焼きのハウスや、砂浴びのお風呂を用意しても爪がうまく削れない場合は、動物病院で爪切りをしてもらいましょう。
やっぱり専門家にお願いする方が安全だよね・・
ハムスターを動物病院に連れていくとき、気を付けたいポイントがたくさんあります。
さん
動物病院に連れていくのははじめてです。
という方は、こちらの記事↓をご覧いただき、安全にハムスターを連れていけるように対処してあげてください。
ハムスターの爪切りでケガを防ごう
以上、ハムスターの爪の切り方と、爪切りが難しいときの対処法についてでした!!
ハムスターがケガをする前に、早めに対処しましょう!!
心配性な方は、動物病院に行こうね。
皆さんが素敵なハムスターライフを送れますように♪
ではまた!!