さん
ハムスターの元気がない気がするけど、熱中症なのかな??
と心配な方へ。
この記事では、
について解説していきます。
この記事を読めば、ハムスターの夏バテ・熱中症を防いで、快適・安全に夏を過ごせるようになります。
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
ハムスターは暑いのがとっても苦手!!
人間と同じだね!!
最後まで読んで、ハムスターが元気に夏を越せるように、しっかりと対策してね♪
ハムスターは温度調節が苦手
ハムスターにとっての適温
ハムスターが快適に暮らせる温度は、20~26度と言われています。
飼育下にある健康な若いハムスターの場合、適温は20~26℃です。夏や冬でも、この温度を保ちましょう。湿度は40~60%が適しています。
山口俊介・樹美(監修)『ハムスターの健康と病気 幸せサポートBOOK』(メイツ出版/2019)
ハムスターはもともと、乾燥した砂漠地帯や、寒冷な地域で巣穴を掘って生活しています。
ですので、日本のような「夏はジメジメと湿度が高く、とても暑い」という環境はハムスターにとって過酷なものになります・・
ハムスターの野生での暮らしを知ると、温度管理についても理解が深まるよ!
>> 【野生のハムスター】ペットと違うところ5選!出身地や歴史も解説
何度まで耐えられるのか
ハムスターを30度を超える暑い環境で飼育することはキケンだと言われています。
これを聞いて、
さん
我が家はお部屋が29度。大丈夫だね!
と安易に考えることはやめましょう。
30度を超えていないからと言って、快適に過ごせるわけではありません。
もともと暑い環境が苦手な生き物なので、エアコンの冷房などを活用して、なるべくハムスターにとっての適温である25度近くまでお部屋を涼しくしてあげましょう。
ハムスターが暑いときのサイン
水を飲む量が多い
ハムスターの水分摂取量がいつもより多くなっている場合、暑がっている可能性があります。
水分の摂取量について違和感を感じたら、まずはお部屋の温度が上がりすぎていないか確認してみましょう。
また、給水器には毎日たっぷりと新しい水を入れてあげます。
ちなみに、夏は給水器の水が腐りやすいから注意だよ!
お水の交換がラクな商品もありますよ♪
はむねこ家では、このSANKOさんの『ハッピーサーバー』を愛用しています。
給水器のボトルが上部から簡単に取り出せて、とっても快適にお水の交換ができるんです!
詳しくは、レビュー記事をつくっていますのでご覧くださいね♪
ケージの床に張り付く
ハムスターがケージの床にぴたっと体をくっつけている場合、暑いと感じている可能性が高いです。
少しでもヒンヤリするプラスチックなどに体をくっつけているんだね。
気づいたら、すぐに冷房の設定温度を下げてあげて!
仰向けで寝る
ハムスターが仰向けになって寝転がっている場合も暑いサインの場合があります。
体の表面積を増やすことで、できるだけ熱を発散させようとしているからです。
日本のジメジメした暑さを乗り切るための、熱発散ポーズを教えましょう。まずは仰向けになります。その次に、手足をグーンと伸ばします。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
息が荒い
ハムスターの息遣いがハァハァと荒くなっている場合、熱中症の危険があります。
体温が高くなり、ぐったりして、呼吸が早くなる、口を開けて呼吸している、よだれを出しているなどの状態になるのが熱中症です。
田向健一(監修)『ハムスター 毎日のお世話から幸せに育てるコツまでよくわかる!』(誠文堂新光社/2017)
まずはすぐにお部屋を冷やしたり、ケージの上や近くに保冷剤を設置して、少しでもケージ内が涼しくなるように対処してください。
こんな状態になるまで暑さを放置するのは、とても可愛そうです・・
熱中症・夏バテを予防する方法
エアコン(冷房)で温度管理する
ここまで、何度もお伝えしていますが、エアコンの冷房でお部屋を涼しくすることが、ハムスターの暑さ対策としてもっとも効果的です。
さん
そうは言っても、冷房の電気代が・・
ペットを飼うと決めた以上、それも飼い主の務めですよ・・
昨今は電気代の値上がりが半端じゃないですが、エアコンをケチってしまうと、ハムスターの命のキケンに直結します。
できるだけ、飼い主が違うところで生活費をやりくりして、エアコンだけはしっかりつけるようにしましょう。
ひんやりグッズを設置する
エアコン以外にも、ハムスター用のひんやりグッズを設置することも効果的です。
お手頃なお値段で、簡単に設置できる商品がいろいろあるよ♪
はむねこ家でもこれらのひんやりグッズを設置したところ、ハムスター達は気に入ったようでたくさん使ってくれました。
ひんやりグッズは、ハムスターが使いたいときに自分で勝手に乗ってくれるので、気軽に使えて便利です♪
巣箱を木製・陶器製にする
ハムスターの巣箱をプラスチック製のものを使っている場合は、木製や陶器製の巣箱に変えるのも暑さ対策として効果的です。
木製だと湿気を軽減してくれるし、陶器製はヒヤっとするからね!
はむねこ家では、天然の木製でできた、マルカンさんの「ハムちゃんの2階でごはん」を愛用していました。
かじり木としても活躍できるのがポイント!!
この「2階でごはん」については、実際にはむねこ家で使ってみた感想をレビュー記事にしています。
ぜひご覧くださいね!!
>> ハムスターの巣箱には『ハムちゃんの2階でごはん』がオススメな9つの理由!
ハムスターの体調が悪いとき
すぐに動物病院へ
さん
ハムスターの様子がおかしいかも?
と感じた場合は、すぐに動物病院へ連れて行くようにしましょう。
ハムスターはもともと自分の体調不良を隠す習性があります。
そんなハムスターの不調に飼い主であるあなたが気づいたということは、かなり不調になっているということです・・
動物病院にハムスターを連れて行く方法については、こちらの記事↓にまとめています。ぜひ読んでおいてくださいね。
>> ハムスターを動物病院へ連れて行く方法!5つの準備が大切です。
移動中も暑くならないように
熱中症が心配なハムスターを動物病院に連れて行く場合に、特に気を付けたいこと。
それは、移動中に熱中症が進行しないように気を付けるということ。
家に居たらエアコンの冷房で簡単に部屋を涼しくできますが、移動時は温度管理がとても難しくなります。
移動中にできる暑さ対策には限界がありますが、できる限りのことは徹底的にやっておきましょう。
外気が当たらないように
まず、外の暑い空気がケージに当たらないようにしましょう。
具体的には、ケージを大きな手提げバッグなどに入れて外気を遮断するという方法が効果的です。
ちなみに、ハムスターを外出させるときは、専用のキャリーケースがあると安心です!
外気に当たるのを防ぎつつ、安全にハムスターを運ぶことができます。
レビュー記事もありますので、どうぞ!
>> ハムスターのキャリーケース『はむはむキャリー』が超オススメ!
そして、ケージやキャリーケースを入れた手提げバッグ内に、保冷剤も入れると簡易的ではありますが、冷房が効いた空間を作ることができます。
保冷材についた水滴が垂れないように、タオルなどで包んでね。
はむねこ家では、暑い時期はいつもこの方法で動物病院に連れて行っていました。
この方法をとると、動物病院に居る他のペットの臭いもケージに届きにくくなるので、ハムスターのストレス対策にもなりますよ♪
>> 【ハムスターの飼い方】ストレス解消法9選!発散させて死亡を防ぐ。
車をあらかじめ冷やしておく
次にできる移動時の暑さ対策は、車のエンジンを先につけて、あらかじめ冷房で車内の空間を冷やしておくことが大切です。(車移動の場合)
車内って、とっても暑くなりますし、冷房を掛けていても外からの熱気が伝わってくることが多いです。
車内は予想以上に暑いです・・
「冷やしすぎ」くらいでOK!
車の中という「室内」という感覚で油断しないようにしましょう。
車内の空気の方が外気より暑いという状況もけっこうありますよ・・
車の窓から入ってくるキツイ日光が当たらないようにすることも大切です。
ハムスターの夏バテ・熱中症を防ぐために温度管理を【まとめ】
以上、ハムスターが暑いときのサインと、夏バテ・熱中症対策についてでした!!
まずは温度管理をしっかりと!
『温湿度計』なら、温度も湿度もまとめて表示できるから便利♪
ハムスターの飼育環境を快適に整えてあげて、体調不良にならないように気を付けましょうね!!
皆さんが素敵なハムスターライフを送れますように♪
ではまた!