さん
ウチのハムスター、最近なんか元気ないかも?
これって老化?
とお悩みの方へ。
「ハムスターの様子がいつもと違う気がするけど、病気ってワケでもなさそう」と、よく分からないけど心配になったりモヤモヤすることってありますよね?
わたしたち「はむねこ家」でもジャンガリアン「きゅーちゃん」が2歳を迎える頃から
あれ?毛並み悪くなった?
エサも残してるし・・・
と、「これって老化のサインなのかな?」と疑問に感じることが増えてきたんです。
それから飼育本を読んで勉強したり、実際にたくさんのハムスターたちをお世話した経験から、「これは老化のサインだよ!」と分かるようになりました。
この記事では、ハムスターの今までと違う症状に戸惑っている飼い主さんに向けて、
について、はむねこ家の実体験を交えながら解説していきます。
この記事を読めば、高齢ハムスターの症状を理解して、しっかりとケアしてあげられるようになります。
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
最後まで読んで、高齢ハムスターのためにお世話の工夫をしてあげてくださいね♪
僕たちのサポート、よろしくな。
ハムスターの寿命
ハムスターってとても可愛くて、ずっと一緒に居たいと思いますよね。
そんなハムスターの平均的な寿命は2~3年と言われています。
ハムスターは成長が早くて大人になるのもあっという間。
寿命が短いのが辛いところ・・・
寿命はふつう 2~3 年です。離乳期は約 3 週間で、約 5 週間で大人の大きさになって性成熟します。
環境省 – 家庭動物等飼養保管技術マニュアル
一緒に過ごせる時間を大切にしたいね。
ハムスターには、ゴールデン・ジャンガリアン・ロボロフスキーなど、さまざまな種類がいますが、平均寿命はあまり変わりません。
平均寿命は2~3年と言われてはいますが、1歳のうちに亡くなってしまうハムスターも多いです。
はむねこ家の初代ジャンガリアン、「ひじかたさん」は1歳ちょっとで虹の橋を渡りました。
そして2代目のジャンガリアン、「きゅーちゃん」は2歳8か月と長生きしてくれましたが、高齢になってからは腫瘍との闘いが続きました。
ハムスターの老化のサイン
皆さんの飼われているハムスターによって個体差はありますが、早い子では1歳半から老化のサインが見られます。
主な症状としては次の通りです。
老化のサイン① 毛並みが悪くなる(脱毛する)
元気で活発な若いころと比べると、
などの症状が出てきます。
人間の場合で考えても同じですが、歳をとると代謝が悪くなって毛並みがどうしても悪くなってしまいます。
また、身体が衰えることが原因で、毛づくろいや砂浴びをうまくできなくなることも。
砂浴びでひっくり返ったあと、体を起こすのに苦労したぜ・・
毛づくろい・砂浴びができないことも、毛並みが悪くなることにつながってしまいます。
はむねこ家のハムスターたちも、1歳を過ぎた頃から
ちょっと毛の艶が悪くなった?
と気になってきて、1歳半を超えた頃からは
なんか、少しハゲた?
と感じることが増えてきました。
老化のサイン② 回し車を使わなくなる
ハムスターが老化してくると、体が衰えて動きが遅くなってきます。
若くて元気な頃は、「スタタタタ!」と一瞬でケージ内の端から端まで走っていたハムスターも、1歳を過ぎたころから、動きが鈍くなってくることが多いです・・
また、運動機能が衰えてくることで、ハムスターが回し車を使うことも少なくなってきます。
よっこしょ、よっこいしょ。
「回し車を使わない」という以前に、
さん
床から回し車に乗るのが大変そう・・・
という印象になってきます。
はむねこ家のジャンガリアン「きゅーちゃん」は、1歳の間は回し車を使っていましたが、2歳頃からは回し車に登ることに失敗して諦めてしまう姿も見られました・・
回し車のうえでウトウト寝ていた頃がなつかしいなぁ。
ハムスターが回し車を使ってくれないと、「運動は足りてるのかな?」と心配になったり、「こんな段差も登れないなんて・・」と悲しくなってしまいますよね。
でも、高齢による体の衰えは防ぎようがありません。
ハムスターが回し車に登りやすいように、回し車の周囲の床材をモリモリにして段差をなくすなど、工夫してあげましょう。
老化のサイン③ 寝てばかりになる
ハムスターは高齢になると、睡眠時間が伸びてきます。
さん
ほとんど出てこなくて寝てばかりだなぁ・・
と感じるように・・
ハムスターは夜行性なので、日中に眠ったまま巣箱から出てこないのはいいんですが、明け方や夜でさえ眠っていることもあります。
そう寝てばかりいられると、「ちゃんとご飯食べてるの?」「少しは運動してるの?」と心配になりますよね?
睡眠時間が長くなって寝てばかりになるのは仕方ないですが、
さん
活動している姿を確認して安心したい。
と思うのが、飼い主の正直な気持ちですよね。
そんな方にオススメしたいのは、ペット用の見守りカメラです。
この見守りカメラをオススメする理由としては
などが挙げられます。
日中は寝てばかりの高齢ハムスターでも、飼い主が寝静まった夜中にはゴソゴソと巣箱から出てきて活動しているかもしれません。
はむねこ家では、実際にペットの見守りカメラを導入して、ハムスターの様子を観察していました。
高齢になって引きこもりになった「きゅーちゃん」の夜中の様子を録画してみると、
なんだ、夜中に少し遊んで、エサも食べてるじゃん。良かった!
と安心できた経験があります。
自分の目で直接的に姿を見れなくても、録画されたハムスターの様子を見るだけで、かなり安心できるものです。
高齢ハムスターの長時間睡眠にお悩みの飼い主さんは、ぜひペットの見守りカメラの導入を検討してみてください♪
加齢に伴う変化を完全に防ぐことはできません。
特にハムスターは歳を取るのが早いので、しっかりと毎日の様子をチェックして、早めに対策できるようにしましょう。
老化のサイン④ 歯が抜ける
ハムスターは高齢になることで、歯が抜けやすくなります。
これも、人間と同じですよね。
歯が抜けるだけじゃなく、不正咬合という歯の咬み合わせが悪くなる症状も起こりやすくなります。
(若いハムスターにも起こることですが、高齢ハムスターの方が発症の確率が高い・・)
さん
不正咬合って、そんなにダメなことなの?
と思う飼い主さんもいらっしゃると思います。
そうなんです、ダメなんです。
不正咬合になると、ハムスターはうまく食事をできなくなって体重がどんどん落ちたりします。
また、歯がうまく削れなくて、伸び続けた歯がアゴを突き破って死んでしまうことも・・
とにかく、命にもかかわる重大なトラブル!
高齢ハムスターが、今後もしっかりエサを食べて長生きできるように、歯のトラブルが起きていないかチェックをしてあげてください。
老化のサイン⑤ 目が白くなる(白内障)
ハムスターは高齢になることで、目が白っぽくなることがあります。
「白内障」という病気です。
「目が白い」というのは、具体的には「目のレンズがボヤっと白くなる」といった感じ。
(はむねこ家では発症したハムスターがいないので、白内障の画像をお見せできず・・)
白内障を起こすと、ハムスターの視力が落ちるため
などの変化が起こります。
が、ハムスターは夜行性でもともと視力が弱いです。
なので、白内障になったからといって、ハムスターの生活に支障が出るってほどではないです。
さん
そっか、じゃあ気にしなくて大丈夫だね!
とは思わないでくださいね。
たしかに、ハムスターが白内障になっているだけなら問題ないかもしれません。
が、白内障以外にも、ハムスターはいろんな病気にかかりやすいということを忘れないでください。
腫瘍ができやすいですし、他にもいろんな病気にかかります。
など、老化による症状ではなさそうな場合は、すぐに病院に連れて行ってあげてください。
僕は何回も病院に通ったぜ。
はむねこ家の「きゅーちゃん」は、2歳8か月と長生きしてくれました。
幸い、白内障を発症することはありませんでしたが、2歳頃に腹部に腫瘍ができてしまったんです。
手術が難しく、薬を飲んで耐えるしかできない闘病生活が続きました・・
そして、腫瘍がどんどん大きくなったことで、2歳8か月で息を引き取りました。
もっと早くに気づいてあげたかった・・
ハムスターは高齢になると病気になりやすいです。
(高齢でなくても、ハムスターは病気になりやすい生き物であることを知っておいてください)
ハムスターに老化のサイン。長生きのためにできること
エサを工夫して食べやすくする
病気ではなく、老化による身体の変化を感じたら、ハムスターの状態に合わせてその子が快適に生活できるようにエサやケージ(飼育環境)を整えてあげましょう。
僕は歯が欠けて食べにくくなったでち。
食べやすいエサを用意してあげるからね!
例えば歯が欠けて不正咬合になったり、噛む力が弱くなったりして、いつもの硬いペレットが食べにくくなったりします。
ペレットを残す量が増えたという場合は、柔らかくて食べやすいエサを与えてあげましょう。
はむねこ家でも、与えるペレットを工夫したり、栄養を補える食べ物を用意したり。
いろいろと試行錯誤した結果、きゅーちゃんはたくさん食べて長生きしてくれました!
ケガをしないようにケージをバリアフリー化
また、老化によって足腰が弱くなり、2階建てハウスの上の階に登るのがしんどくなって、落下によりケガをしてしまう可能性もあります。
最近、2階に登ると息があがるでち。
暮らしやすいおウチに変えてあげるね!
はむねこ家では、ケージを金網タイプから水槽タイプに変えて、飼育環境をバリアフリー化しました!
その甲斐あってか、きゅーちゃんはケガをすることもなく、活動量は落ちながらもおウチの中を動き回ってくれました。
ストレスを与えないように気を付ける
高齢になったハムスターが長生きできるように、ストレスを与えないように気を付けましょう。
ただでさえ、ハムスターはストレスに弱く、体調を崩しやすい生き物です。
自然界では食べられる側のハムスター・・
物音とかに敏感でデリケートなんです。
など、デリケートなハムスターでも安心して暮らせるように気遣ってあげてくださいね。
はむねこ家では、ハムスターのケージを置いている部屋には音がでるテレビなどの家電は置かないように注意していました。
夜はなるべく電気をつけないようにして、自然界のリズムに合わせました。
ケージの清潔を保つ
ハムスターが高齢になってきたら、今まで以上にケージ内を清潔に保つように掃除をしっかり頻繁にしておきましょう。
掃除をサボってケージ内が不潔になると、雑菌が繁殖してしまいます。
小まめに掃除、してますか?
さん
ギ、ギク・・
そんな環境の中で、老化して免疫力が落ちたハムスターを生活させていると、病気にかかりやすくなっていますよ。
ハムスターは高齢になると、トイレの場所を忘れてしまい、あちこちでオシッコをする場合があります。
そうなると、ケージ内はあっという間に不潔になってしまいます・・
床材からオシッコの臭いがしていないかにも注意して、ケージの清潔を保ちましょう。
温度管理を怠らない
高齢ハムスターが体調を崩さないように、エアコンなどでお部屋の温度をハムスターにとっての適温に保ってあげてください。
ハムスターの適温は20~24度くらい!
高齢で老化したハムスターは体力が落ちています。
適温の範囲をはずれた環境で過ごしていては、高齢ハムスターの体に負担がかかることに・・
「熱中症」「低体温症」などになりやすく、とても危険です。
さん
温度管理って、どうしたらいいの?
「暑さ対策」「寒さ対策」の記事を用意してます!ご覧ください↓
老化したハムスターの体調に合わせたお世話を
高齢ハムスターのためにできることは、とにかく様子を観察すること。
しっかりとハムスターの様子を観察することで、いまハムスターに必要なケアが分かるようになります。
そんなに見られたら恥ずかしいぜ。
あなたを心配してるのよ。
ここまで、高齢ハムスターのためにできることを紹介してきましたが、「高齢ハムスター」といっても、個体ごとに症状はさまざまです。
などなど、いろんなパターンがあります。
飼っているハムスターの日常の様子を観察して
さん
こういうケアをしたら、この子は快適に暮らせそう!
というポイントを見つけてあげてください。
それが、飼い主のあなたにしかできない大切な役目ですよ。
はむねこ家では、腫瘍ができた「きゅーちゃん」を何度も病院に連れていき、体の様子をチェックしてもらいました。
その上で、ペレットを柔らかくしたり、栄養剤を使うなどしてきました。
きっと、このような対応ができたから、きゅーちゃんは長生きしてくれたんだと思います。
栄養剤もうまかったでち。
飼い主のあなたが愛情をもってお世話してあげることで、きっとハムスターもその愛情に応えてくれます。
万が一の病気があったときに早期発見できるように、注意深く体調をみてあげてくださいね♪
もし、気になることがあったら、すぐに動物病院に連れて行ってあげて!
ハムスターに老化のサインが出たら、症状に合わせたケアを
以上、「ハムスターに老化の症状が現れたら」という内容でした。
ハムスターが老化してきたら、しっかりと体調をチェック!
その子に合わせたオーダーメイドのお世話をしてあげましょう。
長生きしてほしいという気持ちは、きっと伝わります。
ありがとな。
「これが絶対に正解」という方法はありません。
飼い主さんがしっかりとハムスターの様子を観察して、その子にとってベストな方法を見つけてあげてください♪
ではまた!
高齢ハムスターのために工夫したいお世話については、
>> 【高齢ハムスターの介護】老後のお世話で工夫したい5つのこと【まとめ】
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