さん
ハムスターが凶暴になっちゃった・・どうすればいいの?
とお困りの方へ。
この記事では、
について解説していきます。
この記事を読めば、ハムスターの凶暴化を予防して安全に過ごせるようになります。
当ブログ「はむねこメモリアル」では、ハムスターを大切に育てたい飼い主さんに向けて、お役立ちコンテンツを発信しています♪
凶暴になってしまう原因をなるべく取り除こう!
注意点もあるから、最後まで読んでね!!
ハムスターが凶暴になる原因
環境に慣れていないから
ハムスターを飼い始めたばかりの場合は、まだいまの飼育環境になれておらず、警戒しているために凶暴になっている可能性があります。
ココはどこだ!!お前は敵かーー!?
人間でも、知らない土地に行ったら慣れるまで警戒してしまいますよね。
この場合は、凶暴になってしまうのも仕方がありません。
ハムスターが環境になれてくれるまで、のんびり待ってあげましょう。
びっくりしたから
ハムスターが何かに驚いた拍子に噛みついて凶暴になることもあります。
飼い主が急にハムスターの背後から手を伸ばしてお世話したり、大きな音が鳴ったり・・
ハムスターは体が小さくて臆病な生き物なので、身の回りのものの動きや音に敏感です。
縄張り意識が強いから
ハムスターはとても縄張り意識が強い生き物です。
自分のテリトリーに他の動物が入ってきたり、飼い主がデリカシーなくゴソゴソと巣箱を触ったりしていると、
僕の縄張りが荒らされている!!ちくしょー!!
となって、噛みついたり凶暴になったりします。
ストレスを感じているから
ハムスターがいまの飼育環境にストレスを感じている場合も、凶暴になってしまうことがあります。
人間だってストレスでイライラして、他の人にやつ当たりしてしまうことがあるもんね・・
ストレスは凶暴になる原因だけでなく、ハムスターの体調不良を引き起こすことも多々あります。
あとで紹介する方法で、ハムスターのストレスを軽減してあげましょう。
妊娠・子育て中だから
メスのハムスターは妊娠中、もしくは出産直後の場合は神経質になっていて気性が荒くなります。
飼っているハムスターがメスで、急に凶暴になった場合は、妊娠していないかどうか、一応確認しておいた方が良いでしょう。
1匹しか飼ってないなら、特に心配ないけどね!
気性が荒い種類だから
ハムスターの中には、もともと気性が荒い性格をしている種類がいます。
気性が荒いと言われがちな種類としては、
が挙げられます。
クロハラハムスターは、ゴールデンハムスターと似ていますが、体が大きくとっても気性が荒いです。
植物が生えていて、比較的住みやすい土地のとり合いになったとき、勝利したのはもちろんクロハラです。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
おそらくペットとしてほとんど浸透していないのでしょう。
ハムスターの飼育本で種類を紹介するページではほとんど紹介されることはないです。
キャンベルハムスターは、ジャンガリアンとかなり似た見た目で、ジャンガリアンの亜種ではないかとも言われています。
ですが、性格はジャンガリアンと違って気性が荒いです。
見た目はジャンガリアンとそっくりですが、性格は正反対。とても攻撃的で気の強い性格です。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
ペットショップでは、この気性が荒いキャンベルハムスターを、人気のあるジャンガリアンハムスターとして販売していることがあります。
ジャンガリアンだと思って飼い始めたのに、気性が荒すぎる場合は、キャンベルハムスターではないか確認した方がいいかもしれません。
ハムスターの凶暴化を防ぐ方法
① 安心できる巣箱を用意する
ハムスターが凶暴にならないように、まずは安心して穏やかに暮らせる環境を用意してあげましょう。
まず確認したいのが、ハムスターが安心して身を隠せる場所があるかどうかです。
はむねこ家のオススメは、巣箱をマルカンさんの「ハムちゃんの2階でごはん」にすることです。
2階にエサ入れを置けるのが特徴ですが、意外に良いのが階段側のスペースに完全に身を隠せるということ。
ウチのハムスターたちは、たくさん巣材を階段側にため込んで寝ていましたよ♪
「ハムちゃんの2階でごはん」についてはレビュー記事もあるので、ご覧くださいね!
② ストレスを軽減してあげる
ハムスターの凶暴化だけでなく、体調不良の原因にもなるストレスを取り除くことはとても重要です。
いまの飼育環境が、こんな感じ↓になっていないかチェックしてみてください!
これらに当てはまる場合は、すぐに対処しましょう。
音や臭いについては、ケージの場所を変えるだけなので、簡単に改善できますね。
そして温度管理にも気を付けてください。
さん
温度管理って、なにするの?
と思った方は、ぜひ「温度・湿度計」を用意することから始めてみてください。
こういうやつね!↓
ハムスターは暑さ・寒さに弱く、急な温度変化も苦手な生き物です。
日本の気候の場合は、夏と冬にエアコンで温度調整することが必須です。
特に冬に暖房を入れてあげないと、ハムスターが擬似冬眠をしてしまい、そのまま亡くなってしまうこともあります。
③ 声を掛けてからゆっくりお世話する
ハムスターは驚いた拍子に噛みついてしまうこともあります。
ですので、エサの交換などでケージ内に手を入れてお世話するときは、事前に声を掛けるようにしましょう。
また、手を動かすときは、ゆっくりにするのがオススメですよ♪
急に動いたらビックリさせちゃうからね!
④ 多頭飼いしない
ハムスターは縄張り意識が強いので、多頭飼いしているとストレスになる可能性があります。
幼少期は大丈夫でも、大人になって縄張り意識が強くなってくるとケンカをはじめてしまいます。
最悪の場合は弱い方が死んでしまうこともあります・・
多頭飼いを比較的しやすいと言われる種類のハムスターもいますが、この記事をご覧になっているような、凶暴なハムスターにお困りの方は、とりあえず多頭飼いを避けることをオススメします。
⑤ 他のペットを近くで飼わない
これもハムスターの縄張り意識に関係しますが、他のペットを近くで飼わないということも対策として挙げられます。
ハムスターはとても嗅覚が優れているので、他のペットの臭いがすると、
僕の縄張りに侵入者がいるのか!?
と感じて、警戒モードになり凶暴になってしまう可能性があります。
⑥ 飼い主の手に慣れさせる
飼い主の手に慣れていないハムスターの場合、飼い主の手ですら
僕のテリトリーに変な生き物が入ってきた!!むむ!
と警戒して噛みついたりします。
飼い主の手に慣れてもらうには時間がかかりますが、よっぽど臆病な性格の子を除けば慣れてくれることが多いです。
飼い主の手に慣れさせる方法については、別の記事↓にまとめています。ぜひご覧ください♪
⑦ 触りすぎない・構いすぎない
ハムスターはもともと人間と長い時間触れ合うことがストレスになってしまう生き物です。
体の大きさが人間とハムスターとでは違いが大きすぎるため、感じている時間の感覚も異なります。
飼い主が「ちょっとだけスキンシップしよう」と思ってふれ合う時間も、わたしたちにはかなり長い時間ということを覚えておいてください。
今泉忠明(監修)『ハムスターがおしえるハムの本音』(朝日新聞出版/2018)
⑧ 子育て中はそっとしておく
メスのハムスターが妊娠中、または出産直後の場合は、エサの交換と簡単なお掃除などの必要最低限のお世話だけにとどめておきましょう。
物音などにも敏感になるので、排泄物の掃除や食事をあげるとき以外は、近づかないようにしましょう。
今泉忠明(監修)『幸せなハムスターの育て方』(大泉書店/2012)
「安心して子育てできる環境じゃない」と母親ハムスターが判断した場合、子どもを食べてしまうこともあるようです・・
⑨ おだやかな性格のハムスターを選ぶ
そもそも論にはなりますが、ハムスターをお迎えするときに、気性が荒いと言われる種類は避けることが重要です。
性格が穏やかで人に慣れやすいのは、
です。
逆に、ジャンガリアンと似ているものの、気性が荒いと言われるキャンベルハムスターを間違えて購入しないように注意しましょう。
キャンベルでも手乗りになる子はいるみたいだけどね!!
ハムスターの種類ごとの特徴については、別の記事↓でまとめていますので、良ければご覧ください♪
ハムスターが凶暴なときの注意点
噛まれないように気を付ける
ハムスターが凶暴になっているとき、本気でガブリと噛まれないように気を付けましょう。
特にアレルギー体質の人は要注意です。
アナフィラキシーショックという発作のようなものを起こして、最悪の場合は死に至ることもあります。
アナフィラキシーとは急性のアレルギーのことです。食べ物や蜂毒、薬剤などが原因ですが、ごくまれに、ハムスターに噛まれることが原因で起こります。
田向健一(監修)『ハムスター 毎日のお世話から幸せに育てるコツまでよくわかる!』(誠文堂新光社/2017)
アレルギー体質の人は、手袋を2重につけて予防しようね!
ハムスターのことを怖がらない
ハムスターのお世話や触れ合うときに、飼い主がハムスターのことを怖がらないことも大切です。
びくびくしていると、それがハムスターにも伝わり落ち着かなくなってしまいます。
内心は怖くても、堂々としていようね!(笑)
ハムスターの体調不良も疑う
急にハムスターが凶暴になってしまった場合、体調不良も考慮した方が良いです。
何か辛い症状があって、気性が荒くなっているのかもしれません。
飼い主としては、普段からハムスターの病気について勉強しておき、ハムスターの異変にすぐに気づいてあげられるようにしましょう。
ハムスターの病気に特化した書籍もあるよ!
また、普段と違う様子で心配でしたら、すぐに動物病院へ連れていくことをオススメします。
凶暴なハムスターは適度な距離感でお世話しよう
以上、「ハムスターが凶暴になる原因と予防策」についてでした!
とにかくハムスターが快適に暮らせるように工夫を!
飼い主もハムスターも穏やかに暮らしたいね♪
皆さんが素敵なハムスターライフを送れますように♪
ではまた!